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ATEEZには頑張ってほしい(『ACTION TO ANSWER』感想)

は?お前が頑張れエセ評論家*1

前置き

 あけましておめでとうございます。2020年、オリンピックとかいろいろありますけれども、わたしはとにかく、ATEEZの年にします。真剣《マジ》です。

 

 ATEEZとの出会いは去年の夏、プエクで荒んだ心を癒す塗り薬を無意識下に求めていたところに飛び込んできた「illusion」のMVでした。その後は音源や映像が出たらちょこちょこチェックして「いいグループだな」と思う……くらいのじっくりことこと・弱火テンションでぼんやり見ているにとどまっていました。

 

 

『KQ Fellaz 미국 연수기』を見る

 ところがこの年始、「わたし、ATEEZのこと……自分で思ってる以上に好きじゃない?」と急に思い立ち、そういえばこの子たちのパーソナリティを何ひとつ知らないな、とYouTubeで見られるリアリティ『KQ Fellaz 미국 연수기』を見はじめました。

 

▲EP.1 全話日本語字幕もついている

 

 『KQ Fellaz〜』はその名の通り、デビュー前のATEEZがアメリカはLAで武者修行する様子をカメラにおさめたもの。19エピソードありますが、まさかの1エピソード2〜5分で終わるのですぐに完走できます。LAを満喫したり練習したりオリジナル曲を制作したり、とにかくずっとメンバーがみんな明るく楽しく健やかにいてくれて、それだけで泣ける。アイドル、健やかであれ。ビジュアルがジャックナイフくらいの切れ味のATEEZが多少おぼこさが残るすっぴんなのもポイントです。サンくんのすっぴんが死ぬほどかわいくて……しかも芝犬のぬいぐるみを持ち歩くって、そんなのかわいすぎるでしょう。

 

 そう、わたしはATEEZならサンくんが好きかな、と思っていました。いや、現在進行形で好きなんですが、リアリティを経たいま、リーダー・ホンジュンが愛しくてたまらない。彼は楽曲制作までおこなっていて、『KQ Fellaz〜』で制作していた曲・「From」は彼の手によるものです。LAゆきの飛行機内でもずっと作業、練習後深夜まで作業、いつ寝てるんだというくらい作業作業作業、で制作していたのにまさかのPCが盗まれて(なぜ……)手元に戻ってきたときにはデータが消えてしまい……という散々な展開なのに腐らずにまた作業。レコーディングでも指揮をとる。弱冠ハタチでめっちゃ仕事してて偉すぎる……ホンジュン偉すぎる……って泣いてたら番組終了しました。そして晴れてホンジュンペン、爆誕。そもそもビジュアルが一番好きです。

 

▲KQ Fellaz「From」

 

 というわけで、いまはATEEZとしてデビューした後のリアリティ『ATEEZ WANTED』を少しずつ見ている途中です。意外とほわほわしてるソンファ先輩、みたいな新発見がありつつ、みんな健やかで本当〜〜にいい。

 

 

そんなATEEZ、1月6日にカムバしました。ここから本題です。

 

TREASURE EPILOGUE:ACTION TO ANSWER

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タイトル曲「ANSWER」

▲タイトル曲「ANSWER」MV

 

 デビュー以来、一貫して“TREASURE”というテーマを掲げてきたATEEZの長旅もこれにて終了。タイトル曲「ANSWER」はMVも歌詞もこれまでの伏線回収+種まきがなされていてオタク心を露骨にくすぐってきます。

 

自らと対峙する

 MVをきっちり見ていけば色々なネタが散りばめられている(はず)ですが、中でもEP2. 『ZERO TO ONE』の「HALA HALA」「Say My Name」MVで登場した黒ずくめのATEEZ(勝手にHALA HALAちゃんと呼んでいます)がカムバックし、ATEEZ同士で杯を交わす場面が印象的。

 

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▲左がATEEZ、右がHALA HALAちゃん

 

 まだTREASUREシリーズについて考えを深められていない(今年中に考えたいな……)ですけれど、今のところはHALA HALAちゃんは彼らの過去のメタファーだと思っています。全身黒ずくめ、目深にかぶったハット、顔を覆うマスク、誰が誰なのかわからない状態で登場し、バックダンサー(と呼んでいいのか?)に紛れながら踊っていた「HALA HALA」、ATEEZとHALA HALAちゃんが対峙する「Say My Name」を合わせて考えたときに、HALA HALAちゃん=過去の彼ら、つまりデビュー前のKQエンタのいち練習生だった彼らがATEEZという名前をつけられ、世間からその名を呼ばれることにより匿名性を脱ぎ捨ててアイドルとしての自我が生まれる、というのがEP2.『ZERO TO ONE』で描かれた物語のように読めます。

▲「HALA HALA」MV

▲「Say My Name」MV

 

 そして今回、改めて自らの過去と対峙したATEEZはこう歌います。

さびしく 苦しく 恐ろしく 怖がっていた過去はもういい 

 この曲が「ANSWER」であることを踏まえると、彼らの長い長い旅は有り体に言えば自分探しの旅だったんだと思います。アイドルとしてのアイデンティティの獲得という意味においての。つまりはATEEZにとってこれが本来のはじまりであり、彼らの真の誕生と門出に対する祝杯が「ANSWER」なのかもしれません。

 

彼らの目指すもの

 ATEEZのこれまでの楽曲群に同じ単語が繰り返し使われているように感じつつも、単純に知っている韓国語だから目につくだけ、ないしはK-POP頻出単語なのかも? と疑っていましたが、意識的に盛り込まれていたと考えてよさそうです。

 

 彼らが繰り返し提示するのは、僕の名前を呼んで/どんな道であっても/共に行こう/そし覚えていて、という真っ向からアイドル→ファンへのメッセージ。今回の「ANSWER」でももちろん歌われています。

 

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燃える太陽と押し寄せた波は 僕らにはたいしたことじゃない

 

 こういう強気なハングリー精神がなによりも愛しいです。コンセプチュアルって加減が難しくて、ともすればイロモノっぽくなってしまうところをATEEZが回避できているのはあくまで地に足がついたテーマを歌っていることが要因なのかもしれません。

 

 今回のゴールドディスクアワードでネクストジェネレーション賞も受賞したことだし(正直この賞がいかほどのものなのかよくわかりませんが)、2020年はATEEZの年になってほしいものです。心身に差し障りのない程度に……。

 

 

▲「Outro:Long Journey」

Look around you.

Did you find your dream?

Did you find your treasure?

Yes, we have finally found it.

Covering us like shining light.

Setting us free like winds coming from above.

Can you see the changes?

Let us continue to hope and yearn.

Though the roaring winds continue to blow, it will not stop us.

We are the history and we will be the one.

Can you hear those voices?

 

*1: