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夢と現実いったりきたり

見たものの感想 思ったことなど

最近読んだり見たりしたもの

感想・レポ類 漫画

 

 久しぶりにブログを書きます。この2か月ほど何をしていたかというと就職活動です。かといって、きりきりまいだったかというとそうでもありません。これまで何とかなってきたしまあ何とかなるんじゃないかなって思ってるんですけど、何とかなってなかったら笑ってほしい。ところで私のスーツが佐々木希モデルで、なんなら成人式の振袖も佐々木希モデルだったんですけど、別にファンとかじゃないです(これは本当です)。

 

 さて、最近いわゆる定額制の配信サイトに登録しました。ブックパス(au電子書籍読めるサイト)とアマゾンプライムスチューデントです(プライムの方は去年から登録してたけど)」*1

 

 就活中、ほぼほぼバイトを入れておらず、収入が限りなくゼロに近い。その中で、しかし、何かしらインプットがないと無理だな……と定額制サイトに登録しました。ランキングを眺めていると、なんというか、割とR18の漫画が上位に食い込んできてたりするので、「買うのはちょっとアレだけど読んでみたいな」って漫画が人気あるのかな。

 

とりあえずその中で読んだり見たりしたものを適当に紹介します。

 

アニメ「Fate/Zero

ぶっちゃけこれの話がしたくてエントリを書きました。めっちゃ面白くない?!Fateは名前だけ知ってて、周りでFGO流行ってるしちょっとやってみたけど案の定放置してました(ゲーム続けられたためしがない)。兄の部屋に忍び込んだときに小説があった気がする。ステイナイトの前日譚とのことで、最初はよくわからん……と思いながら流し見してたんですけど、イスカンダルがかっこよすぎたので好きだなと思いました。雨生龍之介がめちゃくちゃかわいいし、どう考えてもろくな死に方しないでしょ!?ってワクワクしながら見てたのに、なんとプライムビデオは1期(13話まで)しか配信されていないのだった。どうしよう……。とりあえず改めてFGOをはじめました。

ただ、男キャラ3人くらいの見分けがちょっとつかなくて結構混乱するのと、不倫がむかつくのと、明らかに私の兄がこの男たちに影響を受けたしゃべり方をするところがちょっと問題です。

 

映画「スタンド・バイ・ミー

実は見たことなかったので。リヴァー・フェニックスたまらん……。ところで主題歌「スタンド・バイ・ミー」を「andymori小山田壮平がやたら好きな曲」として認識してました(めっちゃ何回もカバーしてる)。

 

いくえみ綾トーチソング・エコロジー

いくえみ綾には抗えない……と思った。好きだ……。

 

文乃ゆき「ひだまりが聴こえる」

 今度多和田くんと小野寺くんで実写化する漫画。設定を聞いた時に「配役逆じゃなくて!?」と思ったやつ。いい話だった。これ演じる多和田くんめっちゃ見たい。

 

山田ユギ「やらしい昼下がり」「死ぬほど好き」「人はなぜ働かなければならないのか」「ありえない二人」「一生続けられない仕事」

 山田ユギまほろのカバー描いてるのは知ってたんですけど、天才じゃん……と思った。タイトルがまずめちゃくちゃ好き。「人はなぜ~」は今まさに私が思ってることです。

 

朝田ねむい「兄の忠告」

 BLかBLでないか絶妙なラインの話が個人的に結構好きなので、そういう話が割と入っててよかったです(短編集です)。

 

栗原まもる「素肌の放課後」

少女漫画です。表紙とタイトルだけ見るとアダルトな感じがするけどギャグでピュアな感じ。メイクが大好きな中学生たちの話で、なにより男の子の顔がめっちゃ綺麗。このテンション見たことあるなと思ったら同じ作者の「ケッコー健康家族」をちょっと読んだことがあったっぽい。

 

 桜日梯子「抱かれたい男1位に脅されています。」

タイトルだけ知ってて、1巻無料だからと読み始めたらいつの間にか最新巻まで買ってた(……)。割と王道〜〜なBL。面白かった。思ったより肌色多くて面喰らったけど。芸能界モノにおけるパパラッチネタめちゃくちゃ好き。受けが「俺は中目黒にしか住まねえ!」って主張してたんだけど、関西人には「なんか中目黒ってすごいんだろうなたぶん」って感じだった。Googleで「中目黒 すごい」って調べた。

 

宮本輝「星々の悲しみ」

短編集。ブックパスでなく普通に文庫を買って読みました。大阪の地名がバリバリ出てきて、すごくリアルな中にどこか浮世離れしているというか、微ファンタジー成分が入ってきて不思議な感覚がして面白かったんですけど、宮本輝公式サイトを覗くとなんか「おう」となる感じだったので閉口してしまった。

 

読売新聞社会部「ドキュメント 裁判官」

結構前の本ですけど、たしかに裁判官ってフィクションにおいてもあんまり目立たないというか、検事や弁護士に比べて素性が不明だなぁと思った。結構有名な事件に関しても載ってたりするのでそういう意味でも面白かった。

 

 

もうちょっと読んだり見たりはしてるんですが、まあでも大体BLを読んでいます。むしょうに読みたくなることありませんか? しかしやっぱり新しいものとか人気のある作家の本は読み放題にはなかなかない。電子書籍リーダーを購入するか、一人暮らしを始めたらBL大量購入することになりそうだな……。

 

 

 

*1:なんで数ある電書サイトの中でブックパスなのかというと、私がauユーザーでスマートパス会員でなんかポイントとか使いまわせるっぽかったからです。なんでもよかったし。

いつかは旅立っていく それぞれの場所へ

感想・レポ類 舞台

今週のお題「卒業」

 

 明けない夜はないし、終わりは始まりである。しかし、昇った日は沈むし、始まりは終わりへのカウントダウンであることも、事実だ。

 

 メサイア新シリーズ、『暁乃刻』が千秋楽を迎えた。また二人、サクラがチャーチから旅立った。舞台から走り去る白崎護と悠里淮斗(姿形こそ変わってしまったけれど)の姿は、とても強くて美しかった。

 

 チャーチから立ち去る白崎を見送ったのは、同期である有賀だった。これで、彼はサクラ候補生の中で一番の古株になった。つまり、次は彼の番だ。有賀と、彼のメサイア・加々美に与えられたのは「悠久」。悠久なんてあるのだろうか。開いた舞台の幕はいずれ閉じる。サクラ候補生たちはいずれチャーチを卒業する。サクラはサクラで、いずれ散る運命にある。儚いものだ。その儚さこそ美しい、なんて見方もあるけれど、私は有賀に儚く散ってほしくなんてない。間宮を喪って、加々美と出会って、どんどん人間らしくなった有賀がどんな風に生きていくのかが見たい。有賀と加々美のメサイアは、どんな「悠久乃刻」を見せてくれるんだろう。私たちは暁を知り、悠久へ歩みだす。たくさんの期待と、少しの不安を胸に持ちながら。

 

 

 

 

 

 

信頼してるよ。任せたよ。卒業なんて寂しいけれど、あなたたちの卒業をいっぱいの拍手で見送りたいから。

 

 

舞台「メサイア-暁乃刻-」感想

感想・レポ類 舞台

messiah-project.com

2/26(日)ソワレ@森ノ宮ピロティホール

 

 

まずは

 大千秋楽、本当に本当にお疲れさまでした。カーテンコールのキャストのみなさんや西森さんのお話を聞いていて、そしてそれを見守る客席の様子を見ていて、関わる全ての人に大切に思われている作品なんだな、と改めて感じました。あとお花! 普段お花ってあんまり気にしてないんですけど、公演後、余韻に浸りたくて会場外のお花を見ていたら、どのお花も意匠が凝らされていて、愛を感じました。キャラクターのモチーフを取り入れたお花だったり、メンズノンノが添えられたお花だったり、インスタグラムのお花だったり。

 

 

 キャスト挨拶が終わり、西森さんが出てきて、廣瀬くんも出てきまして。そこでのお話を聞いていて、廣瀬くんってすごく素敵な人だなあ……と思いました。元々、出演オファーは(声の出演だけでも! と言われたけど、それすら)断ってたこと。別現場で一緒だった安里くんから「燈くんがヤバい*1」って聞いて、久々に連絡して、「少しでも燈くんを元気づけられれば」と稽古場に顔を出して、そこでキャストの熱量に驚いたこと。「この作品に携わらないで、自分は本当に後悔しないのか?」って考えて、今回の声の出演に至ったということ。最後の挨拶の時、「ぽっと出の自分が真ん中にいるのは失礼だ」と言って脇に避けようとしていたこと。言動の全てが作品やキャストへのリスペクトに満ちていて、メサイアという作品を大事にしてくれているんだろうなあ、と……(私の想像ですが)。

 

 さて、今回から制作会社も変わり、新キャラクターも増えました。新章が始まったわけですが、これ、今回が初見という人はどういう感想を抱いたんでしょう。随所で「誰の話?」「何の話?」ってなっちゃうのでは? と知らない誰かのことを心配してしまいました。護の初登場からは6作目、その間に積み重ねてきたものが多すぎるので仕方ないんですけどね。ちなみに私は影青から入って、紫微を未鑑賞のまま観に行きました。感想ですか? 自分の頭を銃で撃ち抜いた上で海に沈めたいですね。

 

 

本編

 ところですごくどうでもいいんですが、今は唯一持っている翡翠ノ章のDVDを流しながらこのエントリを書いています。なんで翡翠だけ持ってるんだろう……多分会場でテンション上がってDVD予約したんだろうな(逆に、鋼は鬱になったから予約しなかったんだろうな)

 

 今回のお話は、『暁乃刻』というタイトルに全てが表れていたなあと思います。「昨日が死に、今日が生まれる」。『鋼ノ章』では、間宮の裏切りを通して「正義」を描き出している、と思ったんですが、今回は「死」に向き合った結果の「生」、を描いているのかな、という印象を受けました。最後は明るい方を向こうとするのがメサイアらしくて(というか、毛利さんらしさ、なのだろうか)好きです。「僕らは暁を知り、黄昏を越えていく」というサリュートの言葉。明けない夜はないと知ったサクラたちは、これからはどんな闇が迫ってきても、その先にある暁を信じて生きていくことができるんでしょう。

 

 ところでまだ謎だらけのサリュートですが、

 

サリュートロシア語: Салютとは、ソビエト連邦の開発した宇宙ステーションである。宇宙に長期滞在するために作られた施設としては世界初のものであった。サリュートとはロシア語で「礼砲」「花火」を意味する。

 

礼砲(れいほう)とは、国際儀礼上行われている、大砲を使用した、軍隊における礼式の一種である。空包を発射し、敬意を表明する。

 

なんか悪いやつではない気がしています。

 

 

それぞれの「死」を乗り越える

 メインは淮斗の死と向き合う護、なのですが、それ以外にも、間宮の死と有賀、新人サクラたちの蘇生、雲井蓮の死と加々美、黒子のかつてのメサイアの死・・・各人が様々なかたちで「死」と向き合って、悩んでいました。

 

 私はどうしても有賀と間宮のメサイアに思い入れがあって、有賀といつきのメサイアを複雑な気持ちで見てしまうんですけど、有賀は間宮を殺したことを乗り越えて、いつきとしっかりメサイアとしての関係を築いている、ということを実感しました。二言目には「間宮」って言ってしまってごめんね。「間宮レポート」って単語が私の心をかき乱すんだ……。

 有賀と間宮・いつきの関係だけじゃなくて、有賀と護の関係も描写されていたのがすごく好きでした。護がチャーチから離れるとき、言葉を交わさず銃を交換する有賀と護。彼らはそういえば仮メサイアだったし、二人とも自分のメサイアを亡くしているんだなあ。「銃を交換する」って、互いを信頼している証に他ならないと思います。

 「白」崎と「黒」子の対比、淮斗に生きていてほしい護とおじさんに死んでいてほしいいつきの対比も面白かった。暁を迎えられなかった黒子ちゃん。彼はまだ救われていないと思うので、今後どうなっていくのかが楽しみです。

 

 新人サクラ三人だとじゅんじゅん(小暮洵)が好きです。かわいい。何やら意味深に一嶋に話しかけていたのはどう展開するんでしょう。有賀くんになついててかわいい。髪型も有賀くんリスペクトなのかな??? というか新人が有賀くんになついててかわいい……。

 他の二人もそれぞれ気になるところがあります。万夜様はなんとなく薄幸の美少年ポジだと思ってたから、あんな生意気な感じのキャラでびっくりした。生前は死を望んでいたような発言が飛び出してきたので「心で泣いてるタイプだ、好き」って思いました。単純。御神体として扱われてきたけど中身はただの男の子だもんな死にたくなるよな。万夜様の戦闘スタイルはくるくる回るし蹴りが多くて好きです。

 小太郎*2は普通の感覚を持った子で、ネクロマンサーにも「きっと天国にいける」って声をかけちゃうような優しさがある。その優しさがいつか課題になりそうですが。万夜様とは(表面的な)相性がめちゃくちゃ悪そうですけど、ここをメサイアにするんでしょ一嶋は!わかってるんだからね!!! 万夜様は小太郎を知ってるけど小太郎は万夜様を知らないんだなー。万夜様は多分自分が原因で小太郎が殺されたと思ってそうだな……小太郎がこのことを知ったときに起こるひと悶着を想像すると俄然楽しみになってきました。

 

 

 今回、飛び込んでくる情報量が多く、鈍い脳を動かして頑張って処理しようとしていたせいで細かいことを記憶できていないのですが*3、やっぱメサイア最高、大好き。西森さんの挨拶で、メサイアが深紅で終わらなくて本当によかったな、と思いました。映画も次作舞台も楽しみです。

 

 最後に私の性癖の話をすると、一嶋係長と、有賀くんと、ハーフアップクズおじさんこと雲井蓮と、ドクタースリーが、めちゃくちゃ好きです。自分でもいい趣味してるなって思う並びですね。ハーフアップクズおじさん、死ぬには惜しい人材だった……(死ぬタイミングも最高でしたけど)。

 

 

 

*1:体力面でも精神面でも、かな

*2:メサくない名前だ

*3:すっごい頭使って観てたので、「観てると脳が開発されていく舞台だ」って思いました。西森さんによるメサイア講義を受けたい……ダメ元でアンケに書いた

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』感想

感想・レポ類 舞台

romeo-juliette.com

2/23(木)マチネ@梅田芸術劇場メインホール

ロミオ:古川、ジュリエット:木下、ティボルト:渡辺、ベンヴォ―リオ:馬場、マーキューシオ:平間、死:大貫

 

個人的には

 初の東宝ミュージカルということでいいのかな? いまいち「東宝ミュージカル」の定義がわかっていません。「東宝制作のミュージカル」のこと? 2015年版のRENTは観たんですが、あれは東宝ミュージカルなんでしょうか。わかんないや……まあ大事なことではないし別になんでもいいか。とりあえずロミジュリ観てきました。

 

 私が触れたことのあるロミジュリは、ディカプリオの映画版(1996年)のみ。現代*1版として色々設定を変えているものです。キャラクターとお話の筋はそれで大体知っていました。「ディカプリオめっちゃかっこいいけどロミオって顔以外にいいところある!? すべてのタイミングが悪い!!!」くらいに思ってそれきりだったんですけどね……。なんでチケットを取ったかというと、毎日のようにロミジュリ(特にティボルト)の話をしている人がいたのと、個人的にミュージカルづいていたのと、生協割引でB席が3,500円だったからです。取ってよかった。

 

 ところで今回のロミジュリは「過去でも現代でも未来でもない、私たちの生きている時代をも超越した地球上に生きる人たちの『ロミオ&ジュリエット』」*2。携帯電話が出てきたり、衣装や演出がだいぶ現代的だな~、でも「現代版」と言うにはキャラクターの考え方や制度や両家の確執なんかが古めかしすぎるな……文明は発達したけど文化はそのままなパラレルワールドかな……と思ったのは大体正解だったっぽいです。あー、パンフ写真をレスリー・キーに撮ってもらえるのめっちゃ羨ましい。そう、完全版のパンフを買いました。あんまり買う気なかったのにめちゃくちゃ欲しくなって買ってしまいました。ビジュアルブック正味最高では? 古川くんと渡辺さんのページで失神しました(美しすぎて)。

 

 

感想(主にマキュ)

 もうすでにダダ漏れていると思いますが、ロミジュリに予想の100倍くらいはまってしまってます。ストーリーもキャラクターも知ってるのになんでそんなに心揺さぶられるの、と思いました? 大体マーキューシオのせいです。観終わってからずっとマキュちゃんのことを考えて泣いてます。以下、マキュについての感想です。

 

 マーキューシオはもう出てきた瞬間から好きだな~~と思って(ああいうキマってる役はやっぱり好きになってしまう)、「憎しみ」でベンヴォーリオにナイフを取り上げられてたり、キャピュレットの女ひっかけにいくべ!って言ってる時の動き(手で女体のカーブを描いて腰を振る)がめっちゃ下品で最低だったり、「マブの女王」の恋の火遊びを~♪のあたりで歌詞に合わせて手でハート作ってたり*3、一幕の時点でめっちゃかわいい!!!!

 

 そして二幕でティボルトへの執着が見えた瞬間からマキュへの感情が「かわいい」から「つらい」に変りました。決闘のシーンで、マキュはティボルトに「お前は昔からずっと俺を蔑み憎んでいた」と声を荒げて挑んでいくものの、ロミオが割って入ったことでティボルトに刺されて死ぬ。幼少期のマキュとティボの間に何があったの!?!?!?!? このシーンの何がつらいって、マキュは前述の通りティボルトに激しい執着があるけれど、ティボルトにはそれが見えないところです。ティボルトが執着しているのはジュリエットであり、この日モンタギューのところに赴いたのもジュリエットを奪ったロミオを殺すためなんですよ。マキュのことも普通に蔑んで憎んでたとは思うんですけど、それは「モンタギュー側の人間だから」という理由以外なかったんじゃないかな……。

 

 そう思って決闘の冒頭でティボを煽るマキュ*4を振り返ると、ティボにめっちゃ構ってもらいたがってるように見えてくる。本当に何があったの??? マーキューシオのことを考えていて、ロミジュリって結構余白が多いお話なんだなと気が付きました。両家の確執の原因もわからないし、マーキューシオが「モンタギュー家」ではないのにモンタギューについててめちゃくちゃ反キャピュレットなこととか*5、マーキューシオとティボルトの確執とか、ティボルトとキャピュレット夫人の関係とか……「ここはどうなってるんだろう」「なんでこうなってるんだろう」と考え始めると止まらない。物語で示された要素をつなぎ合わせて自分勝手に解釈していくのがめちゃくちゃ楽しい……。マキュのこと考えすぎてつらいから、カテコで笑顔なマキュちゃんを見るだけで泣けてくる。

 

感想(マキュ以外)

 ベンヴォーリオ、好きです。付き合いたいです。一見仲間想いの好青年だけどニートな上にめっちゃ浮気しそうなベンヴォーリオめちゃくちゃ好きです……というのは置いといて、彼は若い登場人物の中で唯一生き残るんですよね。元々はキャピュレットへの憎しみをもっていたんですけど、事件によって憎しみ合うことの無意味さに一番に気が付くのは彼です。マキュティボの死、ロミオの追放、それでもなおお互いを憎しみ合う両家に「せめて(マーキューシオとティボルトが死んだ)今日だけは」と訴えかける様子とか、「もう残ってるのは俺とロミオだけだ、俺たちはなんでも打ち明けてきた」とロミオにジュリエットの死*6を伝えにマントヴァまで行ったのに、取り乱したロミオ(ジュリエットのことしか頭にない……)に突き飛ばされて「クソッ!」って吐き捨てて去る様子とか……。ロミオ/ジュリエット、マーキューシオ/ティボルト、が両家で対になっている中、キャピュレットにはベンヴォーリオの対がいないんですよね。だから彼が生き残って……(つらくなってきた)。やっぱり結婚してくれベンヴォーリオ。

 

 個人的にめちゃくちゃ気になったのは「死」。両家の争いの場面では必ずそっと立ってるんですよ。最初は三階に佇んでいて、黒いからカラスみたいで不気味、と思ってたらいつの間にか二階、地上、と降りてきていて。しかもその動きが特別強調されることもなく、本当に自然と、ぬらぬらと迫ってくるのが薄気味悪くてどきどきしました。二階から地上への降り方が個人的に好きです。「死」の動きを追うと結構面白そうなんですが、そっちに集中してるとメインのストーリーがいつの間にか展開しちゃう。複数回観るならチャレンジしたかったなあ。ラスト、両家が手を取り合うと「死」がめちゃくちゃ苦しみ出して死んでしまうんですけど、そこを見ようと思うと目線を上にしないといけなくて……地上の人々の動きも見たいし「死」も見たいし……って結構大変だった。ロミオと「死」の舞踏は超たぎりました。数年後の三浦くんに「死」やってほしいよ~~。ところでロミジュリ初夜で「死」が上半身裸になってなぜ!?と思ったんですが、あれってロミオが脱ぐから「死」も脱いだんでしょうか。そうすると上半身裸で舞ってたのは初夜のメタファーということになってしまい……まあいいです!

 

 私は今まで「Wキャスト」ってなんのためにあるんだろう……スケジュールとか体力の問題かな? と思っていたんですが、なんとなくわかった気がします。今回はひと公演だけなのでWキャストが観られないんですが、めちゃくちゃ小野マキュの解釈も観てみたい。同じキャラクターを二人の役者が演じると解釈がめちゃくちゃ広がりそうです。

 

 こんなにロミジュリで心かき乱されると思ってなかった。次またやってくれたらいいな~。円盤出してほしいな~。

 

 

*1:1996年当時の「現代」なので今観るとだいぶ古いけど

*2:パンフより

*3:しかも多分人差し指と中指でつくるタイプのハート

*4:「いつからロミオのこと好きになったんですかあ~~~?」最高

*5:これについては「反キャピュレットというより反ティボルトなのでは」という仮説を立てました

*6:んではいない

ミュージカル「手紙」感想

感想・レポ類 舞台

ミュージカル『手紙』2017 OFFICIAL WEB

2/11(土)マチネ(太田) @新神戸オリエンタル劇場

 

 

 ミュージカル『手紙』を観ました。2016年にやっていたものの再演、ではなく「再挑戦」版だそうです。原作未読だし、新神戸ってちょっと行くのめんどくさいし……とスルーしてたんですが、スレイジーにハマったこと*1、周囲で評判も上々だったこともあり、急遽観ることにしました。観てよかった!

 

 

「人殺しの弟を世間は許さない」

なんて聞いて、「許す/許される」がメインのお話なのかな……と思っていました。でもそうじゃない。殺人の事実が消えることはないから、その罪も許されることはない。直貴も、ずっと「人殺しの弟」と指をさされつづける。それは当然の仕打ちであり、差別されるのは仕方がない。なぜならこの世はユートピアではないから――という社長の言葉は、わかるけれど、すんなり受け入れるには抵抗があるというか、もやっとしたままです。確かにこの世はユートピアじゃないし、直貴への差別がやむことはないんですけど、それを「当然」というのは何だかなーと、思っています。社長だけじゃなく、『手紙』の登場人物は全員引っかかるところがあります……。

 

とりあえずしんどい

最後の手紙を送るまで、直貴が兄を直接責めることはありませんでした。自分が迫害されていることも伝えなかった。兄が殺人を犯した原因は自分にあること、兄の寄る辺は自分(との手紙)だけであること、を理解しているからこそ、出来なかった。一人でどんどんぼろぼろになっていく(精神も、見た目も)直貴を見ているのは本当にしんどかったです。兄からの手紙が、まるで直貴を縛る鎖のようだった。それなのに、兄は全くそのことに気が付いてないんですよね。そこがめちゃくちゃきつかった。

 

ラスト

この作品はなんといってもラストシーンが一番良いな……と思いました。余計なものが一切排除された、二人だけの無音の時間が続くシーン(かなり長かったと思うんですけど、何秒くらいあったんだろう)。あの時の兄の表情がものすごくて、一気に心を奪われました。吉原さんすごいなあ。それに対峙していたもっくんもすごい。直貴は本当に頑張ったのだな、と感慨深くなって泣いてしまいました。

 

こまごまとしたこと

・もっくんが少年に見えて驚いた! ガラスの少年時代っぽい(?)

・もっくんの声は聞きとりやすい

・スペシウムのあらゆる意味での「大学生バンド」っぽさが面白すぎる

・直貴がバンド脱退した後の「人殺しの弟~♪」での祐輔の動き。曲の前の「お前の兄貴を殴ってやりたい」的な台詞を受けてか、新聞記事の兄の写真を殴っているところとか、手を伸ばす直貴に背を向けるところとか、気になる

・ハッピを着て踊る藤田玲さん(おもしろい)

・保育士の加藤良輔さん(かわいい)

・刑務所の時計の曲?の加藤良輔さんのパフォーマンスがめちゃくちゃ好き

・朝美が『GO』の椿とダブってめちゃくちゃむかついた

 

 

 

 

 メサイア森ノ宮ピロティホールに移った(次作はサンケイホールブリーゼだそうですが)ので、今年はご縁がなさそう……と思っていた新神戸オリエンタル劇場、早い段階で訪れることになりました。やっぱり椅子がふかふかだ〜〜。家から近ければなあ。

 

 

*1:キャストが結構かぶっている

ぬいぐるみの話

そのた 雑記

 

私は手癖が悪い(ついでに、足癖も悪い)。家にいるときは常に何かを握っている。

 

物心ついた時には既に与えられていたぶたのぬいぐるみがいた。片手で握ると頭だけ出るくらいのサイズのぶたのぬいぐるみ。名前もつけていた。幼い私は指をしゃぶるかわりにずっとそのぬいぐるみを握っていた(らしい)。

 

このぶたのぬいぐるみには細かいのかなんなのかよくわからない設定があった。なんと月からやってきた王子なのだという。この設定を考えたのが親なのか自分なのかはわからないが、なぜぶたなのに月なのか。うさぎじゃないけどいいのか。まあとりあえず、そんなぬいぐるみだった。

 

お気に入りのタオルがないと眠れない、という人の話を聞いたことがある。私のぬいぐるみに対する感覚も大体そんな感じで、旅先にも必ず連れて行く程度には愛着があった。私はお絵かきが大好きな子供で、特に派手なドレスに身を包んだお姫さまを描くのが好きだった。昔の絵を見ると、お姫さまの横に必ずといっていいほど添えられているのは、ぶたのぬいぐるみの絵である。

私は物心ついた時からぶたのぬいぐるみの絵を描き続けた。いつの間にかそれは私の代名詞になり、ぶたのぬいぐるみの絵は署名と同意義だった。中学時代アイコン(その人を表す絵文字、docomoの絵文字準拠)が流行った時も私のアイコンはぶただった。でも、私が描いているのがぶたの絵ではなく、ぶたのぬいぐるみの絵であることをちゃんと知っているのは一部の友人だけだったと思う。

 

そんなある日、事件が起こった。中学の頃か高校の頃かは忘れたが、ぶたのぬいぐるみが失踪したのだ。ぬいぐるみが失踪とはこれいかに、という感じだが、月からやってきた王子などという設定つきのぬいぐるみはもはや生命体なのである。私は必死に探した。それ以前にもプチ失踪(大抵ベッドの裏に落ちていた)は幾度かあったし、今回も見つかるだろうと思っていた。けれど、遂に見つからないまま今に至る。母は、ぬいぐるみは月に帰ってしまったんだよ、と言った。中学生か高校生の娘を慰める台詞には思えないが、確かにそう言った。月に帰るわけがないのだが、部屋を隅々探しても見つからないし、本当に月に帰ったのかもしれないと思うことにした。

 

そこから少しの間、寝るときに握るものがないことに気づいた。ぬいぐるみなら他にもたくさん転がっているが、なかなかあの絶妙にくたびれたぶたのぬいぐるみの感触は出せない。もやもやしているところに、誕生日がきた。親は私に新しいぶたのぬいぐるみをプレゼントしてくれた。すごく嬉しかった。このぬいぐるみはぬいぐるみで、とても気に入っている。しかし、握り心地の点では全く異なるぬいぐるみだった。綿が多すぎるのだ。

 

新しいぶたのぬいぐるみはめちゃくちゃ可愛いと思う。今回は女の子で、表情も愛らしい。でも私が握って寝ることはない。その代わり握っているのは、祖母が海外のお土産で買ってきたアイピローである。その名の通りアイピローなので、目に乗せるのが本来の使い方だが、私は毎日手に握っていた。すると、元々はそこそこハリがあったアイピローは、くたびれた四角い物体になった。この握り心地は、初代ぶたのぬいぐるみとほとんど変わりがない。私は今日もこの元アイピローを握って眠る。なんの話だよ。

 

「好き」にも種々ありますが

雑記
 

傍目からみると「この人はどうかしてしまったのかな?」と思うような、そんな「好き」に興味があります。対象に複雑な感情を抱えている人の話を聞いていると、「この人をこんなに惑わせてしまう人/ものって一体?」と、俄然気になってくる。人を狂わせるだけの魅力って、手に入れようにも手に入れられないものじゃないですか。

 

余談ですが、個人的に、松田龍平にはそういう魔性が備わっていると思います。若手だと、村上虹郎とかいいセンいってると思います。その人自身は何にもしてないのに周りの人間の人生が少しずつ狂っていくみたいな(好きです)。にじろーはちょっと確信犯っぽさがあるけど。ところで、創作においては良いですがむしろ好きですが、別に「好きすぎて違法行為をしました!」という話が聞きたいわけではないです。誤解のなきよう。

 

急になんでこんな話をしているのかというと、ツイッターのフォロワーが好きなものが、どんどん気になってきているからです。推しと人間性が合わないけどでも好き……って言いながらボールペンを太ももに突き刺していたり(たとえ話です)、真夜中まで延々とキャラクターについてツイートし続けたりしているのを見ると、それはもう、とりあえずGoogle検索かけますよ。

何が言いたいかっていうと、みんなどんどん好きという感情を発信していってくれ!ということでした。そうすれば、あなたも私も、あなたの推しも、みんなハッピー。シェアハピ!