A面:観たいものの話/B面:ハンガリー版ロミジュリのヤバさ
観たいものの話
新感線の『髑髏城の七人』が観たい話
【ワッツニュー!】『髑髏城の七人』〈Season月・上弦の月/下弦の月〉[捨之介]福士蒼汰/宮野真守[天魔王]早乙女太一/鈴木拡樹[蘭兵衛]三浦翔平/廣瀬智紀 [兵庫]須賀健太/木村了[霧丸]平間壮一/松岡広大[極楽太夫]高田聖子/羽野晶紀[狸穴二郎衛門]渡辺いっけい/千葉哲也 pic.twitter.com/zXTxcpKejt
— 新感線公式ツイッターです。 (@SHINKANSENinfo) 2017年8月9日
すごい、めっちゃ観たい!!! フォロワーさんで髑髏城の話をしている方がいて、気になるな~と思っていたものの、先達てのライブビューイングは予定が合わず……ゲキシネなんかでいつか観る機会もあるかなあと思っていたところにこの発表がありまして。ロミジュリ以降気にかけている平間さん、そしてチームは違えど廣瀬さんもご出演とのことで、つまり「めっちゃ観たい!!!」です。
花・鳥・風・月となんか色々バージョンがあったり、長い間やっている演目なのでちょっとどう入っていっていいのか難しいな……?という気持ちはありつつ、これ、はまったらめっちゃ楽しいだろうな……という予感がするのでなんとか観れるようにしたいです。公演があの豊洲のぐるぐる回るステージということで、体感したい気持ちはやまやまですが、現実的にみてたぶんライビュで観ることになるかな。全てはスケジュールにかかっている……。
実は新感線って一度も観たことがないのですが、「なんかめっちゃお金がかかっててめっちゃ派手」ってイメージが強く、そういうのが大好物なので本当に楽しみです。どうやら平間さんは元々女の子だったポジションを演じるようで……まあ、また別な味付けがされるのかもしれませんが。
ハイローザムービー2が観たい話
舞台挨拶が昨日ありまして、ライブビューイングもあったんですけど、まだ観てません。もうすぐ公開されるのでどこかで暇をみつけて観に行きます。すでに観た人たちのテンションから察するに、シリーズのファンとしては期待してよさそうでワクワクしています。
ただ今回は他の意味でのドキドキもあるのでまだ油断はできません。若手俳優たち*1はスクリーンに爪痕を残せているのか? 出演時間をもぎ取れているのか? それともほとんどモブレベルなのか? 「役名があるからある程度は大丈夫だろう」と余裕を見せていた私ですが、よく考えなくても今回新キャラクターが大量なんだった……。出演発表時にめちゃくちゃテンションが上がっただけに、心配もひとしおです。ザムービーの時のような大乱闘シーンがあったら彼らの喧嘩シーンを見つけたいので動体視力を鍛えておきます。
11日の金曜ロードショーではザムービー……ではなく、スピンオフ扱いのレッドレインが新規撮り下ろし映像(!!)つきで放送されるので、観てください……。
生執事が観たい話
新作発表されたときは、失礼ながら「へー、日吉役のあきよしくんの出演、めでたいなあ」程度だったんですが、前作を観た人たちが口を揃えて「めちゃくちゃ面白い!」と言っていたのを思い出し、なんかどんどん観たくなってきたぞ!? ということでチケット確保に力を注いでいます。
今までの作品の舞台映像をみて、衣裳・セットがしっかりしていることに……感動しました……。シンプルな衣裳も好きだし、引き算のセットも素敵だと思いますが、やっぱり「お金かかってそう」感はわかりやすくテンション上がる。単純な人間なのでド派手でギラギラしたものを見ると脳内麻薬がドバドバ出て気分が良くなっちゃいます。
基本は初見を楽しむタイプなので、原作をほぼ知らないこともネックではないかなと思うのですが、アニメ版がアマゾンプライムにあるのでちょっと予習してみようかな?と思っています。一緒に観に行く予定の原作オタから「今回の話はヤバイ」と聞いているので楽しみ。(まずはチケット確保からですけど)
「生執事、観たいな……」と言ったときの、周囲からのサポートが手厚すぎて、介護されている気分です。ありがたい話です。わたしも好きな作品を観たいと言われたらこのようにありたい。
TRUMPシリーズが観たい話
シリーズ新作「グランギニョル」に周囲が沸く中、いつか過去作走り切ったあとに観るから!と思って感想ツイートやブログを薄目で見ています。絶対好きだと思う……。この設定で好きじゃなかったら嘘だと思う……。知り合いで末満さんが好きな人がいるのでその人に観せてもらおうかな……と思っています。
観たいけど観れてないこのジレンマをどうにかしたいのかなんなのか、最近映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を観たり、桜庭一樹の「ほんとうの花を見せにきた」を読んだりしていました。全く違う雰囲気で面白かったです。「インタビュー~」はレスタトの美しさでお腹いっぱい。吸血鬼ってどうして美しく描かれるんでしょう。
引き続きロミジュリを観てるよの話
もう、止まりません。
ハンガリー版ロミジュリ
ミュージカルのロミジュリはフランスで誕生したあと各国で上演されています。国によって解釈も演出も違って、その違いも面白い。中でも異彩を放っているのがハンガリー版。色々衝撃的。わたしは途中までしか観ていないけどめちゃくちゃびっくりしました。でもこういうのもアリかな……。結構トンチキ演出もすんなり受け入れる(というかむしろ好き)派なので、これも言語の壁がなければだだはまりしてたかもしれません。
観ていておどろいたところはたくさんあるんですけど、
というのに特におどろいたかなあ。
曲順は「えっこれ削るんだ?」「あっそこに挿入するの?」という戸惑いが。他のロミジュリを知らない状態で観たら戸惑わずに観れるのかな? 東宝版の「いつか」は確かロミオもジュリエットもひとりの状態で歌ってた気がするんですが、ロミオはベンヴォとじゃれあいながら(まじでじゃれあってる、ベンヴォの髪型がやばい*2)、ジュリエットは乳母に身支度してもらいながら、相手に「運命の相手」願望を力説する!って感じになっててちょっと面白い。全体として、ロミオとジュリエットがちょっと……こう……おバカなのかな……って感じでした。
そしてティボルトがもう……すごいです。完全に病んでいる。私の中でティボルトといえば、「見た目と中身の乖離」というところが最大の特徴だったもので、めちゃくちゃ戸惑いました。ティボルトのキャラクター解釈が違うことにより、必然的にマーキューシオとの関係性も変化しています。
たくましい体躯に凛々しい面持、病んでいるというより自分の本心と行動と周囲からのイメージのギャップに苦しんでいるのがなんとも言えずセクシーな東宝版ティボルトには、自分の心に仮面をつけて道化を演じているような、でもそのやさしさやあつい本心が節々から漏れてくる、コンプレックスの塊のようなマーキューシオが。どちらかというとマーキューシオがティボルトに噛みついて、ティボルトはそれを馬鹿にして見ているような関係。絶対マキュが年下。
対して、見た目も中身も完全に病んでいて肌身離さず身につけているロケット(たぶんジュリエットの写真入り)を縋るように指でなぞったり、ジュリエットに見立てたお人形を撫でまわしてみたりするハンガリー版ティボルトには、 死ぬ瞬間以外はずっとヘラヘラして本心を周りに一切見せないようなマーキューシオが置かれる。「決闘」での違いが顕著で、ティボルトのロケットを奪って馬鹿にするように口づけて捨てたり、ティボルトの頬に手を添えてみてめちゃくちゃ怒らせたり、終始馬鹿にしている。ティボルトはいちいち逆上している。マキュがティボをいじめてるようにも見える。いじめられっ子がナイフ持ち出していじめっ子刺した、みたいな関係。
結論:どっちもアリ (アリなんかい)
東宝版を再演するならキャストは誰がいいかな、ということも考えたりしていて、前回観に来てたし本人も「ロミオ やりたい」って言ってるらしいし、ロミオはとんちゃんかな……するとめちゃくちゃワンコっぽいロミオが出来るからジュリエットのバランスは……ああでも最近「かっこいい」にポイント全振りしてぐんぐん育ってる三浦くんにもロミオやってほしい……画が少女漫画すぎるな……! と1人で盛り上がっているわけですが、ティボルトがハンガリー版解釈なら廣瀬大介くんにやってみてほしいかも……と思いました。私の中のハンガリー版ティボルトの印象が伝わるでしょうか。
まあマーキューシオのキャラクター解釈としては東宝版の方が好みなので、ハンガリー版を持ってこられたら困るわけですが。再演待ってる(円盤化も……待ってるね……)。
余談
なんとなく、最近「若手俳優について」グループの流れと自分のスタンスが合わなくなってきたかな?と感じていて、グループを抜けてしまうことも考えたりしていたのですが、抜けるほどの理由もないか……と思い直して現状維持ということにしました。だから何なんだという話ではありますが、改めてよろしくお願いしますという自分の中の区切りのような話でした。これまでもこれからも、自由にやっていきます。