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TWICE「Feel Special」が良すぎる話

 

 

TWICEはnot for meだと思っていた。スタイリングも曲もそんなにわたし好みじゃないかも、と思ってスルーしていた。でも今回「Feel Special」の評判を聞いて、MVを見て、TWICEはすごい、と思った。ゆえに、ポエムを書きます。

 

何者にもなれない“わたし”

そんな日がある 急に一人ぼっちになったみたいな日 どこに行っても私の居場所がないみたいで うなだれる日

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しきりに隠れたくて 顔を合わせたくなくて すべてが意味を失ったように じっと座り込んでいたとき

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「Feel Special」が描くのは、おそらく誰にだって一度や二度じゃなく訪れる、自己肯定感が低くなる日。世界から隔離されたような、自分だけが宙に浮いているような、そんな日。しとしとと雨は降るのに、傘のない“わたし”。立ち止まって見る世界は色褪せている。過ぎゆく人たちには顔がない。輝きを失った世界の中で、“わたし”は自問自答を繰り返す。“わたし”は誰なんだ? 何者にもなれないのか?

 

 

傘をさしてくれる“あなた”

その度に私に どれだけ私が大切なのか 言ってくれるあなたのその一言で everything's alright みすぼらしいnobodyでまたsomebody 特別な私に変わる

世の中がどんなに私を座らせても 傷つく言葉で私を中傷しても あなたがいるから私はまた笑う

何でもない存在のようでも いなくなってもわからない人のようでも 私を呼ぶあなたの声で I FEEL LOVED, I FEEL SO SPECIAL

 

そんな“わたし”を救うのが“あなた”の言葉や笑顔、さしのべられた手のあたたかさだとTWICEは歌う。“あなた”が指すのはもちろん家族、恋人、友人ということもあるだろう。だけど、TWICEは、人それぞれの“あなた”があってよいのだ、と強く肯定する。

 

住む場所、国籍、宗教、信条、何もかもが違う世界にいる人だっていい。

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通りすがりに目があって微笑んでくれた、名前も知らない人でもいい。

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画面越しに見るアイドルであってもいい。
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それが人ではなくてもいい。たとえばドールハウスの人形。
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そして、自分自身。

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家族が、恋人が、友人がいなければならない、そうでないと不幸だ、かわいそうだ、と言う人がいる。その言葉に呪われている人がいる。そんな人にとっての“あなた”となりうるのが「Feel Special」なのだと思う。“わたし”を照らす光はどんなものでもいい、という解放。

 

いまのわたしにとっての“あなた”は、お芝居であり、アイドルだと思う。それを引け目に思ったことはないけれど、こんなにも気持ちよく肯定されると、さすがに涙が出た。

 

この曲は、TWICE自身がアイドルとして活動する中で感じたことを、パクジニョン(TWICEの所属するJYPの社長)が聞いてつくったのだと耳にした。世界のティーンのアイドルとして活躍する彼女らがこういう曲を、彼女らの意志が反映されたものとして発表してくれるこの力強さったらない。

 

TWICEの記憶が「TT」「Candypop」で止まっている人にこそ、「Feel Special」を見て、聞いてほしい。