夢と現実いったりきたり

ねぇ、I must say love you?/SixTONES新曲「Rollin'」の歌詞の意味を考える

 SixTONESの新曲、「Rollin'」が少クラで初披露されました。せっかく初披露なんだから6人でやってほしかったなあ、とか思っていたけれど、きょもれあの絡みで血管が破裂したからもうなんでもいいです。歌詞が一部変わってた*1のだけはなんで!? ってなったけど。

 

 さて、単独の本編ラストを飾ったこの「Rollin'」の歌詞について、いろいろ思うところがあったので、私なりにざっくり考えてみたいと思います。英語と古文は雰囲気で訳せ!(学生は真似しないでください)

 

前提:「キミ」が指すもの

 まず、この曲における「キミ」は誰を指すのか。私はファンだと思っています。単独でこの曲を聴いて、そう思わざるをえなかった。単純に「ボク」と「キミ」のラブソングだとすると世界観がガンダムとかそういう感じになっちゃうじゃん?(それもありかもしれないけど)以降、「キミ」=ファン、という仮定のもと、考察を進めていきます。

 

「ボク」の決意

 「Rollin'」の語り手である「ボク」とは一体どのような人物なのか。

 まずは冒頭の台詞。

 

Yeah

I know

There's no turning back

There's no turning back

 

 「ああ、わかってる。もう後戻りなんてできない。もう振り返ったりなんかしない」。彼がいま、人生の岐路に立ち、腹を括って前に突き進む決意をしたのだと読めます。“There's no turning back”=後戻りできない、ですけど、二度目は果てしない決意と、自分へ言い聞かせる意味合いが込められているように感じます。「キミ」=ファンだと思ったのはここの台詞が大きいです。単なる恋愛で“There's no turning back”って、駆け落ちでもすんのか?ってなるじゃないですか。知らんけど。

 

 では、彼の決意とはどんなものなのか。

 

Take the way 夢希望も踊れる

 

 

 「夢希望も踊れる」、そんな道を進む選択をしたのだと彼は語ります。ただそれだけ。多くを語ってはくれません。「夢希望も踊れる」道とは一体なんなのか、そう考えたときに、やはり「アイドルとして生きていく選択」というのが、ぴったり当てはまると思うのです。

 

「ボク」と「キミ」の関係 

 次に、「ボク」=アイドルと「キミ」=ファンの関係について考えます。「ボク」と「キミ」はどのような状況に置かれているのでしょう。

 

I can't get you off my mind

I just wanna see ya

I just want you closer

 

消えないで

We roll, We roll, We're rollin' on, Far away baby

 

 

 上記、特に太字の箇所から、「ボク」と「キミ」の間には物理的距離があることがわかります。では、なぜ「ボク」と「キミ」は会えないのか? それは「ボク」と「キミ」が、あくまで「アイドルとファン」の関係だからです。

 アイドルとファンが会えるのは、コンサートの場のみです。そして、「ボク」=SixTONESはジャニーズJr.という不安定な立場です。彼らと次いつ会える、という確約はありませんし、それは彼らにとっても同じこと。私たちがアイドルに対して「消えないで」と願っているとき、彼らも同様に願っているのかもしれません。「ボクらは前に進み続けるから、お願いだから消えないで」と。

 

 「ボク」から見た「キミ」について、もう少し考えを進めます。

 

You got a my anything yesterday

It was the night on the ship It's fun day

You told me how I should be

I wonder You were going out there

 

 “on the ship”から、大海原への船出のイメージを受けました。事務所に入って、芸能界という大海原に乗り出したとき、応援してくれるファンと出会って「アイドルとしてどうあるべきか」を考えるようになった。自分を応援してくれるファンはなんで同じ船に乗る=自分を応援しようと思ってくれたんだろう? と回想している箇所だと捉えられます。“It's fun day”が切ない。きっと初めは右も左もわからないけれど、とにかくわくわくして楽しいだけだったんだろうに、今はただ「楽しい」だけではなくて。それでも「ボク」が決意を固めたのは「キミとの思い出」があるからなのでしょう。

 

Remember our memories

キミとの思い出

明日に向かう 廻る世界

キミもボクも廻り続ける

 

 思ったようにいかないことも多々ある世界で、それでも“our memories”を糧に明日に向かっていくと。余談ですけど、ここは厨二病感があっていいですよね。 

 

 このように、「ボク」のある意味での弱さが描かれているわけですが、一方で強がる姿も描かれます。

 

I can't say that I think of you

When I felt Lonely and sad

キミに泣いて泣いてなんかない

 

 曲中ではかなりストレートに「キミ」へのお気持ちを表明している「ボク」は、きっと普段は「キミ」に弱さを見せないように努めているんだろうなと推測できます。オタクはこういう強がってる男の背後に見え隠れする弱さに弱い*2「キミに泣いて泣いてなんかない」の最高の強がりパートが北斗くん担当なのがグッときます。天才のパート割。

 

 そして極めつけはサビの終わり方。

 

ねぇ、I must say love you?

キミの姿、浮かんでる

今の気持ち泣いてないって

 

  「ねぇ、愛してるって伝えなきゃダメかな?」って、こんなずるい告白がありますか。「ボク」は絶対に“I love you”なんて言葉で伝えない男なんですよ。はぁーーーーーーーたまらん。って最初に聴いたときからずっとため息ついてる。左腕に“I must say love you?”って彫りたい。めちゃくちゃ個人的な話になるけれど、城ホのMCでかなりショックを受けて*3茫然としながら「Rollin'」を聴いて泣きそうになっていたんですが、「キミの姿、浮かんでる 今の気持ち泣いてないって」でバ、バカヤローーー!俺らは泣いてないんだからお前らも泣いたりしないよな!って脅されてる気分だよ!ってなりました。

 「キミに泣いて泣いてなんかない」と自分の涙を否定した「ボク」が、自分がした選択を「キミ」はきっと受け入れてくれる、と確信をもっているのがここの歌詞だと思います。なんという信頼。

 

 そう、「Rollin'」は、アイドルからファンに向けたとんでもないラブソングなのでした。「ボク」の考え=SixTONESの考え、というわけではないとはわかっていても、単独コンサートの本編ラストにこの曲(しかも初披露)をもってくるなんて、一世一代の告白すぎてクラクラします。デビューコンで歌われたらエモい曲は「BE CRAZY」「Beautiful Life」だと思ってたけど、「Rollin'」がスターダムを爆速で駆け上がってきました。絶対デビュー2019。

 

 

*1:「We're on, we're on, we're lonely」→「We roll, we roll, we're rollin'」

*2:主語がでかい

*3:5/2昼、前日夜に全員で集まって「これからどうなるんだろうね」と話したらしい