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ニューエラ、我々はどこへ行くのか(SixTONES単独公演「CHANGE THE ERA -201ix-」によせて)

平成の世が終わり、時代は令和に突入した。改元にともなうコストを考えると、元号はなくして西暦で統一する方が確実によいとは思うが、それはそれとしても、ビッグウェーブには乗っかりたいタイプなのである。具体的に言えば、改元の瞬間ジャンプしてたから地球上にいなかった〜〜とかヘラヘラ言っていたいタイプなのである。

 

しかし、5月1日は、改元よりももっともっと大切な(私にとっては、である)意味がこもった記念日だった。そう、ジャニーズJr.のユニット、SixTONESストーンズ)の結成日。彼らはその記念すべき日に、大阪城ホールで単独コンサートをおこなっていた。コンサートタイトルは「CHANGE THE ERA -201ix-」。改元というタイミングも相まって、多くのファンは期待を募らせていた。何か発表されるならこの日だろう、と。ジャニーズJr.のファンが期待する「何か」というのは、十中八九デビューのことをさしている(これに関しては主語が大きいとは言えないと思う)。

 

結果から言ってしまえば、この日発表されたのは、ゲーム「モンスターストライク」のテレビCM出演だった。ジャニーズJr.が、おそらくユニット全員で、有名なゲームのテレビCMに出演する、というのは、すごいことだ。業界から、彼らを起用すれば宣伝効果が見込める、と期待してもらえている証拠だ。知名度だってぐっと上がるだろう。あらためて考えてみても、とても喜ばしいことだ。なにを贅沢な!と怒られても仕方がないかもしれない。だけど、発表されたとき、私は脱力してしまった。

 

本編のラストでアップになったメンバーの表情。SNSではさまざまな憶測がなされていたけれど、私は何も言うことができない。彼らの気持ちは彼ら自身にしかわからない。

 

翌昼の大阪城ホールジェシーはソロ前、ぽつりぽつりと語った。昨夜6人で集まって話をしたのだと。自分たちはこれからどうなるんだろうねと。僕たちは頑張っていくから、みんなもついてきてほしいと。

 

胸に鉛が注ぎ込まれたようだった。さして重さを感じさせずにさらりと語られた言葉だというのに、ショックを受けながら、彼が歌うアナザーオリオンを聴いていた。これからどうなるんだろうね。これからどうなるんだろうね。

 

King&Princeがデビューしたとき、岸くん担当の人が、「これでようやく安心して岸担って名乗れる」と言っていたのをふと思い出した。そのときはあまりよくわからなかったけれど、なんとなく頭の隅に残っていた言葉。いまは実感としてよくわかる。ジャニーズJr.というのは、あまりにも不安定な立場で、いついなくなるかもわからない、どこでどうなるかもわからない。そんな不安が常につきまとうのがジュニア担の宿命だと、身に染みてわかる。

 

それでも、いつも前を向いて進んでいるSixTONESの姿に支えられていた。そんな彼らが、漠とした不安を口にしたことがつらかった。いや不安を抱えているのは当然すぎるほど当然なのだけど、本人たちからストレートに言葉にされると、現実を突きつけられて、想像以上にこたえた。

 

デビューなんてCD出すか出さないかでしょ、と思われるかもしれない。だけど、少なくとも私にとっては、なにより重くのしかかる言葉なのだ。

 

他担の「SixTONESほぼデビューしてる」という言葉が苦手だった。褒めの文脈だとは承知の上だけど、現実はデビューしてないんだからさあ、軽々しくデビューって言葉を使わないでくれよ、と思っていた。

 

だけど今回、他でもない自分が、「なんでデビューできないんだろう」と思ってしまった。贔屓目もあるかもしれないけど実力もあって、仙台での追加公演含めて3都市10公演の単独コンサートを埋める人気もあって、もちろん努力だってしていて、彼らはあと何をすれば、夢の入り口に立てるんだろう。ファンはそのために、何ができるんだろう。急激に気持ちが落ち込んでしまって、しばし茫然としていた。コンサート自体はいつも通りとても楽しかったけれど、新曲の歌詞がやたらにグサグサ刺さってしまったりして、おれはメンヘラオタクになりたくねえ!!!って二重の意味で泣いた。

 

だけど、アンコールのラフインザライフを笑顔で歌う彼らを見ながら思った。基本的なところにたち返れば、私は、彼らに笑顔でいてほしいだけなのだ。メソメソ病んでなんていられねえ。There's no turning back.という言葉を彼らの(そして私の)呪縛になんてさせない。力ずくでも希望の言葉にしてやるからな!待ってろよ一億総ズドン社会!

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とどのつまり、これは令和時代もSixTONESを応援していくぞというお気持ち表明でした。行っちゃお〜〜