夢と現実いったりきたり

ミュージカル「RENT」をみた

8/17(木)19:00開演@森ノ宮ピロティホール

 

観てからかなり時間があいてしまった……。

 

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Wキャスト

堂珍ロジャー、青野ミミ、平間エンジェル、上木モーリーン

 

ストーリー

20世紀末。NY、イーストヴィレッジ。映像作家のマークは友人で元ロックバンドのボーカル、ロジャーと古いロフトで暮らしている。夢を追う彼らに金はない。家賃(レント)を滞納し、クリスマスイヴにもかかわらず電気も暖房も止められてしまう。恋人をエイズで亡くして以来、引きこもり続けているロジャー自身もHIVに感染しており、せめて死ぬ前に1曲後世に残す曲を書きたいともがいている。ある日彼は階下に住むSMクラブのダンサー、ミミと出会うが、彼女もまたHIVポジティブだった。一方のマークはパフォーマンスアーティストのモーリーンに振られたばかり。彼女の新しい相手は女性弁護士のジョアンヌだ。仲間のコリンズは暴漢に襲われたところをストリートドラマーのエンジェルに助けられ、二人は惹かれあう。季節は巡り、彼らの関係も少しずつ変わってゆく。出会い、衝突、葛藤、別れ、そして二度目のクリスマスイヴ……

 

感想

 

はじめに

 RENTの夏です!(素朴な疑問:クリスマスイブから始まるお話なのに、なんで夏にやるんだろう……?)

 

 私にとっての初RENTは、2015年日本版*1。2017年版とほとんどキャストがかわらないので、「おかえり」の気分です……と言いつつ、私の観劇したキャストはほとんど「初めまして」だったんですが、細かいことは気にせずにいきます。O型なのでおおざっぱです。血液型占いは特に信じていません*2

 

 前回は本当に最低限の情報しか頭に入れずに挑んで、「なんか細かいことはよくわかんないけど好きなやつ!曲がいい!」と感動して、以降CDを聴きまくっていました。今回は既にキャラクターの関係性やストーリーを知った上の観劇なので(初観劇の友人を連れていったので、彼女の反応を気にしつつも)、新たな発見や細かい意図の汲み取りが出来て、どっぷりRENTの世界に浸かれたかな、という感じです。 

 

 あと今回初めて(当日券除く)劇場窓口でチケットを購入しました!手数料かからないし、どの席にするか選べるし、めっちゃいい~~。初観劇の子と一緒だったし、できるだけ近めで観てほしいな……と思ってサイドよりだけど割と前の方の席にしました。近い!って喜んでくれてうれしかった……。

 

 

 さて、かなり長いですが感想を書いていきます。英詞は下記ブログを参照させていただきました。問題がございましたらご連絡ください。

 

tokoton-tokotoko.com

 

 

2周目の世界で、ベニーを想う

 私は「RENTで一番好きなのはマーク」と言って憚らない人間なのですが、今回はダークホースがいました。ベニーです。ベニーは、元々マーク、ロジャー、コリンズのルームメイトだった男。しかしお金持ちの令嬢と婚姻してからは彼等の住むビルのオーナーになり、立ち退かないなら滞納している家賃を払え、と言ってくるサングラスの男です。ミミと元々つきあいがあったこと(ベニーが煽ったせいもあるけど)でロジャーに嫉妬されたりもします。

 実は初見時は全然印象に残ってません。役者が悪いとかではなく、私が見てなかったからです……。それが今回、初登場シーンからおや、気になるぞ……と目で追っていました。彼の初登場は、最初のナンバー"RENT"の前。滞納している家賃を払え、モーリーンの抗議をやめさせろ、と要請してマークたちに嫌な顔をされます。

 

 

“Will I”を歌う彼は何を思うのか

 今回の観劇で心に残った曲、"Will I"。

 

Will I

Will I

 

 

 

Will I lose my dignity

Will someone care?

Will I wake tomorrow

From this nightmare?

 

(尊厳なくして生きていくのだろうか?明日悪夢は醒めるか?)

  ※括弧内は東宝版RENTの聞き取り

 

 この短い歌詞を、登場人物がそれぞれのタイミングで歌う曲です。声が重なり合う、とても美しい曲です。これがあんなに明るくて楽しそうなボヘミアンたち*3の本心なんだと思うと、もうここで死んでしまう……。東宝版では訳出されていない(多分)けれど、"Will someone care?"の部分に、胸がぎゅっとなります。「気にかけてくれる誰か」を求める話がRENTなんだろうなあ。

 

 この曲を、実はベニーも歌っている。それに気が付いて、彼がなくした「尊厳」って何なんだろう?彼がいま見ている「悪夢」って何なんだろう?……などと考えているわけです。彼が単に金持ちの令嬢と結婚してウハウハな野郎であれば、「悪夢」なんて表現は似合わない。ということで(?)、仮説を立てました。

 

ベニーは令嬢のことを好いてるわけでもなんでもない。しかし、家賃すら払えない文無しのアーティストである自分や仲間は、このままでは立ち行かないという現実もわかっている。自分はもう夢*4を見れなくなってしまったが、仲間にはまだ夢を追いかけてもらいたい。令嬢と結婚すれば、無料でスタジオを使ってもらうこともできるのではないか……→結婚!

 

みたいな。穴ありまくりだな。私がベニーをこういう目で見てるよということです。この仮説の上でベニーの「尊厳」「悪夢」を考えてみると、夢を捨てて好きでもない令嬢と結婚したことで「尊厳」をなくし、そこまでして仲間の夢を支援しようとしたけれど拒否されている実情が「悪夢」かな。ベニー……。

 

「1ドルすら持っていないクソアーティスト」の彼らを

 ベニーら権力側VSマークらボヘミアン+ホームレス、という図式ではない、ということにも気が付きました。“On the street”では、警官を追っ払ってホームレスを助けたマークが、ホームレスから詰られています。

 

On The Street

On The Street

 

 

 

Just trying to use me to kill his guilt
It’s not that kind of movie, honey
Let’s go
This lot is full of motherfucking artists

Hey, artist
You gotta dollar?
Heh, I thought not

 

 まさに「同情するなら金をくれ」的な場面。ホームレスが「これは映画なんかじゃないんだ」とマークに言うのがかなりきつい。ボヘミアンは夢に生きているけれど、ホームレスらは現実を生きている、という、根本的なところの違いがよく表れている場面だと思います。マークは、"You'll see"でベニーのホームレスへの態度を批判するけれど、ここではホームレスからマークの態度が批判される。徹底して夢と現実との対立が描かれているわけです。RENTの主人公はボヘミアンで、観客は彼らに感情移入するけれど、現実に生きる人たちから見れば「家賃どころか、1ドルすら持っていないクソアーティスト」ということなんですよね。辛くなってきたな……。

 

 

You'll See

You'll See

 

 

Next door, the home of Cyberarts, you see
And now that the block is re-zoned
Our dream can become a reality
You’ll see, boys
You’ll see, boys

You want to produce films and write songs?
You need somewhere to do it!
It’s what we used to dream about
Think twice before you pooh-pooh it
You’ll see, boys
You’ll see, boys

 

 ''You'll see"のベニーソロの歌詞。「俺たちの夢が現実になるんだ」「俺たちが夢見てきたことだろ」。ベニーは、そんな「クソアーティスト」の彼らの夢が現実になるように動いていたんじゃないか、と、考えて……非常に辛いです。英語に疎いのでニュアンスがわからないんですが、"boys"と呼びかけるのも、彼の仲間意識を表してるように思えて死んでしまう。

 

 

それでもやっぱり、マーク・コーエンが好きです

 今回ベニーにやられたものの、私は やっぱりマーク・コーエンが大好きだ!という話です。

 

 “Seasons of Love”歌唱における立ち位置

 

Seasons Of Love

Seasons Of Love

 

 

 

 2幕の最初に歌われる、一度目の“Seasons of Love”。RENTを象徴するような曲。この曲は少し異色で、登場人物の感情が高ぶって歌いだすものではありません。キャストが横一列に並んで歌唱され、その後すっと物語に戻る。休憩明けの観客に、これまでの物語を思い出させて物語に没入させる+これからの物語展開を示唆する意味合いがあるのかなあと考えています。

 

 この曲の歌唱における立ち位置。

 

 

 センターがエンジェルとコリンズ(隣同士 )。ジョアンヌとモーリーンの間には浮気相手がいる。ドラッグの売人とベニーに挟まれているミミ。どこまで立ち位置に意味があるのかわかりませんが、ここまでの人間関係を表してるのかなと思うと面白いです。このとき、上手端にいるのがマーク。「主人公」という位置づけなのに、端っこにいるのがこの時点での、「傍観者」であるマークなんですよね。

 

 2幕の“Take me or leave me”冒頭、登場人物たちの状況を説明して、「僕?僕はここ、どこにもいない」と自嘲気味に笑うシーン。初見時の幕間、あまりにも影の薄いマークに困惑していたので、それが意図的なものだったとわかって、してやられたな……と。そこから本当に大好きです。RENTは、そんな「傍観者」・「語り手」であるマークが、「主人公」になる物語でもあるのかな、と考えています。

 

彼が「傍観者」をやめるとき――Halloweenという曲

 なんと映画版ではカットされているというマークのソロ、“Halloween” 。めちゃくちゃ好きなんです!エンジェルの死を契機に、マークは変わっていきます。それまでまさに傍観者で、いつもニコニコしているような印象のマークが、「自分が傍観者で、孤独であること」に悩む。ロジャーとミミ、コリンズとエンジェル、ジョアンヌとモーリーン。それぞれ在り方は違うけれど、かけがえのない相手がいるのに、マークのそばには"Will I"で言うところの、「気にかけてくれる誰か」がいないんですよね。

 

 もともと彼は孤独を感じていて、でもみんなと一緒にいるのが楽しかったから、ギリギリの状態でなんとか取り繕っていた。そこにエンジェルの死、そして他のカップルたちのすれ違い……それらを目にして、マークのバランスが崩れてしまったのかな。そして自分の孤独の問題から逃げるように、アレクシーからの仕事のオファーを受ける。マークが自分の心情を吐露し、自らアクションを起こすことで、マークはようやく「物語の主人公のひとり」になったんじゃないでしょうか。

 

 今回すごく思ったのが、マークってエンジェルからすごく影響受けてるというか、エンジェルのことすごく好きだっただろうな、ということ。“I'll cover you(Reprise)”は、ミミ・マーク・モーリーンの3人がエンジェルとの思い出を語るところから始まりますし、その後ロジャミミ・ジョアモリが言い争う"Goodbye love"では、(コリンズ登場前に)珍しくマークが「やめろよ!」と声を荒げて止めようとしています。“What you own”では「エンジェルの声が聞こえる」って歌っているし、マークにとってもエンジェルは大切な存在だったんだなあ。一方ロジャーは「あいつの死は無駄だった」って言います。(いくら気が立っていたとはいえ)最低だな!!!しかも、"he"って言うロジャー*5。私はロジャーのこと大好きだけど、RENTで一番メンタルがヤバイ男だと思ってますよ。

 

 

RENTにおける同時進行

(初見殺しともいう)

 

Without Youは3カップルの歌である

 東宝版RENTは一応マーク役が座長=マークが主人公、という扱いなんでしょうが、物語をみていくと多分ボヘミアンのみんなが主人公ってことで良いんだと思います。全員主役。ハイアンドロー。そのせいか、それぞれの物語が同時進行していきます。容赦がありません。初見殺しです。特に“Christmas bells”は初見でなくとも聞き取れない(この曲はわざとだと思いますが)。同時進行でいうと、“Without You”という曲もそう。

 

Without You

Without You

 

 

 ロジャミミのすれ違いをメインに描いている曲です。が、舞台上には死にかけているエンジェルを労わるコリンズ、すでにすれ違ってしまっているジョアモリもいます。私はどのカップルも好きなので、どこを観ようか迷う……!メインだしロジャミミを観ようかなと思うんですが、この後のエンジェルの死に繋がる重要な場面だしなあ、と思って結局コリンズとエンジェルを観てしまいます(弱った平間エンジェルが好物という話もありますが)

 

 「あなたがいなくとも世界は何ともないけれども、私は生きていけない」というロジャーとミミの心情が、3カップルに共通のものなんだな、というのがよくわかる描かれ方だと思います。全然違うカップルだけど、核の部分は同じで、相手のことを強く想っているんだなー。すごい。私もいつかわかるでしょうか……。

 

 

3カップルの“take me”

 “take”には色んな意味があるので意図されたものかどうかはわかりませんが、どのカップルも“take me”を印象的に使っているなあと思ったので。

 

 ジョアモリ:“take me or leave me”――「受け入れて」
Take Me or Leave Me

Take Me or Leave Me

 

 

タイトルに使われていますが、ここではジョアモリが喧嘩をして、「ありのままの私を受け入れて!そうでないならもうお別れ」とお互いに叫んでいます。

 

 

コリエン:“Contact”――「抱いて」?
Contact

Contact

 

 

Take me
Take me …
Today for you
Tomorrow for me
Today me
Tomorrow you
Tomorrow
You, love
You, love
You, love
I love you
I love you
Take me
Take me
I love you

 

 東宝版でもそのまま“take me”だった気がするのですが、どう訳すのが一番合うんでしょう? 引用元のブログでは「抱いて」と訳されていて、“Contact”はエンジェルの死と、それからセックスの暗喩(いや割と歌詞は直接的なんだけど)だからそうなのかな、と思ったけど、でも死ぬ直前だしなあ……。いやでもずっと“Today for you, tomorrow for me”の精神だったエンジェルが“Today me, tomorrow you”と言っているから、「今日くらいはわがまま言わせて」ってことなのかな。うーん、難しいです。

 

 エンジェルが死の直前に発するのが“I love you”なのがもう……。

 

 

ロジャミミ:“Out tonight”――「連れてって」
Out Tonight

Out Tonight

 

Please take me
Out tonight
Don’t forsake me
Out tonight
I’ll let you make me
Out tonight
Tonight, tonight, tonight

 

 ミミのソロ。好きな曲です。曲全体的に「今夜私を連れ出して!」って歌ってるんですけど、中でも大好きなのがこの“Please take me out tonight”の部分。東宝版だと、ミミが「連れてって……」とささやいて、から“out tonight”の伸びが気持ちいいです。「見捨てないで」にもミミの本心が表れているようでぐっときます。

 

私の愛するカップル:ロジャミミ

  RENTの3カップルそれぞれが大好きなんですが、やっぱり一番どうしようもなくって愛しい、それがロジャミミです。

 

連れ出してほしいミミ、に連れ出されるロジャー

 “Out tonight”で散々叫んでいるように、ミミはロジャーに「ここから連れ出して」と迫ります。物理的に外に出ているのはミミで、部屋に籠っているのはロジャーなのですが……精神的な檻――HIVのことでしょうか――から逃れたい、そこから出してくれる人を探していたミミが出会ったのがロジャーで、彼なら自分を見捨てない!と感じ取ったのかな。そんなミミのパワー(若さでしょうか……)に引きずられるように、部屋から連れ出されるロジャー、という構造が面白いです。 メンタルは弱いけど。

 

ロジャーと「瞳」

  ロジャーはやたら「瞳」を意識している気がします。“One song glory”、“Another day”、“Goodbye love”、“What you own”などで言及されていて、極め付けは“Your eyes”という曲をミミに捧げています。

 でもこの意味があまりわからず……。死んだエイプリルを思い出すとか?それはちょっとどうだろう……。

 

寄り道:ロジャーはかわいいという話

  ロジャーのこと死ぬほどめんどくさくてメンタルの弱い男だと思っていますが、しかしめちゃくちゃ可愛いし愛おしく思っています。そんな私の一押しロジャーは“La Vie Boheme”のロジャーです! この曲中は皆色んな動きをしていて面白いのですが、ロジャーがノリノリでかわいい!!! あっ……そんな体勢を……という体勢をとっていたりもします。でも真顔。可愛い……。バンドで売れてた頃に絶対にヤバいファンがついてたに1票。

 

 

なぜエンジェルの死に涙を流してしまうのだろう?

 

 RENTで一番泣いてしまうのがエンジェルのお葬式のシーンなのですが、エンジェルが一番好き、というわけではないし、なんならエンジェルのキャラクターを未だにあまりつかめていないんですよね。「うるさい秋田犬・エビータを26階から突き落としてお金もらっちゃった♡」って明るく言い放っちゃうところとか、ちょっと得体が知れない感の方が(私の中では)強いかもしれない。普通に怖いけど、残虐さをあらわすエピソードというより、エンジェルの無邪気な人柄を示しているのかな。

 

 お葬式でミミ・マーク・モーリーンが話すエンジェルのエピソードもあわせて考えると、エンジェルって弱い部分を全然表に出していないですよね。馬鹿にされたら毅然と言い返すし、自分に失礼な態度をとる観光客にも親切だし、いつも笑顔で楽しそうにしていたし。コリンズを割と強引に誘うところとかを見てると、結構食えない人物なんじゃ?とも思うのですが……彼女の考えていたことが知りたいです。

   

ところで松田エンジェル観たくない?

 

ameblo.jp

 

 松田凌くんが今回のRENTをご覧になったようで、その感想が綴られていました。なんか「凌くんは絶対エンジェルが好きでしょ」と謎の確信と共にブログを開いたら、合ってました!

 

 で、「ずっと昔ブログにも書きましたが」 ということだったので、そのブログを探したところ、

 

ameblo.jp

 

とても心を動かされ涙しました。
中でもangelという役。
写真もその人です。

いつか…


いつかもし叶うなら
angelを演じさせて頂きたい!
本当に…。

 

 

 ほう……

 いや、松田凌くんのエンジェル、完全に“ある”でしょう。次のRENTでどうですか。めちゃくちゃ観たいです私は。松田エンジェルだったらどんなコリンズがいいかな?本当にいつか実現してほしいなあ。最近ミュージカル方面に進出されているようですし、可能性としてもなくはなさそうですが……!

 

 

おわりに

  思った以上に長くなった上に、明らかにどんどん雑になっていますが、最後まで読んだ方はいらっしゃるのでしょうか。もしいらっしゃったら、お疲れさまです……。私も疲れました。

 

 今回初観劇の友人を連れての観劇で、その意味でもすごく面白かったです。なんとなしに「たぶんこれ好きだと思う」と勧めたら、一緒に行くことになり、そこからずーっと楽しみにしてくれていて。前情報ゼロで行ったら登場人物が多い+同時進行で死ぬよなあと思ってパンフレットだけ貸したんですが、それ以外の情報を敢えてシャットダウンして臨んできてくれたりとか、客席に入った時や観劇後のテンションの上がりようとか、キラキラしていて最高でした。私はどんどん劇場に足を運ぶことに慣れてきていたけど、やっぱり劇場には特別な魔法がかかってるんだよなあと再認識しました。演目を楽しみにしているのは勿論だけれど、開演前の熱気とか、閉演後のらんらんとした瞳とか、劇場に足を運んでいる観客のこともすごく好き。ロビーのお花から漂う香りも、大量のフライヤーに目を通す時間も好き。「この空間が好き」ということを思い起こさせてくれた友人に感謝ですね。

 

 とりあえず、RENTがすごく好きだし、これからも上演されるたびに観に行くだろうな~~と思っております。

 

 

 

 

 

*1:

tsukko10.hatenadiary.jp

*2:占いは好きです

*3:ロジャーはまだ引きこもってるけど

*4:ベニーの夢ってなんだったんでしょうか

*5:マークはエンジェルのことを“he”と言ってしまって"She"と言い直します