夢と現実いったりきたり

ハイステ再演

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2016.04.13 ソワレ @シアターBRAVA


ハイステ再演を観てきました。再演ということで、初演とどう変わってるんだろう?というのがやっぱり一番にあって。ただ、正直初演を事細かに覚えているわけではないので、どこがどう変わって〜という話は自信を持ってはできないのですが・・・。

まず、わかりやすく変わっていたのはライブカメラ。漫画のコマのようにスクリーンに表情を映し出す演出は初演でもありましたが、前撮り映像だったんですよね。再演では一部を除いてリアルタイムの映像が! どこから撮ってるんだろう? 練習試合では武田先生が撮る記録映像用ビデオカメラと連動してました。少しでも立ち位置がズレると困る演出なので、やる方は大変だなぁと思いました。

それから、レーザーが追加されていました。開演前からスモークで満ちていたのでもしや?と思っていたら、バリバリレーザー使用してました。演出とレーザーが組み合わさって、余計舞台の奥行きというか立体感が増した感じがするし、単純にレーザーが飛んでるとアガる。
もちろん他にも色々変わってたんだろうなあとは思うのですが、私にはわからなかったのでこの辺で。

再演、本当に良くて。今回は一階席のほぼセンターから観たので、映像とお芝居のシンクロ加減が本当に良く伝わってきました(初演は二階席から観ていたので)。舞台という限られたスペースが、プロジェクションマッピングを取り入れることで拡張されているのだなあと。私の浅い観劇経験から言えば、ハイステは所謂2.5次元舞台の中でも2次元に寄った舞台だと思っていて。OPでもそうだし、箇所箇所の演出でもそうですが、ハイステではあくまで物語が漫画の世界で展開されていることをずっと示してくる。一方で、たとえば及川の客降りだったり、縁下の客席煽りだったり、こちら側とあちら側が地続きだと錯覚させるようなこともやっている。結果、体感として、漫画が3次元に起こされている、というより、我々観客が2次元に飛び込むという方がしっくりくるというか。それから、もう根拠も何もないけど、舞台のもつ力や可能性を信じさせてくれる作品だなって思います。

とか、まあ色々思ったし、色々考えたけど、観劇後ほとんど「たつなりくんに合法的に缶ジュースをおごりたい」しか言えなくなりました*1。どうすればいいですか?



ニッチな感想
・青城のモデル感(特に国見役の有澤くん)。登場するたびに「メンズノンノじゃん」と思った
・花巻役の成大くんの眼光の良さ
・坂ノ下商店でスタメン発表のとき、田中が影山の口に肉まんをつっこむ
・OPで縁下が壁を壊すみたいな演出で泣きそうになるキモオタis我
・最後の得点のときに烏野全員が舞台中央に寄るところでセンター縁下のエモさ
・多分初演よりキャラ同士の絡みが多い(そしてそれに呼応するような隣のお姉様方の嬌声)
・シンクロする花巻松川の動き
・カテコ挨拶は内田さん「休演日に造幣局桜の通り抜けに行ったらめっちゃ綺麗だった」(舞台関係ない!とつっこまれる)
・祥平くん、確実にお芝居が上手くなっていってる・・・涙

追記
・練習試合後に縁下が即下手にハケてて「???」と思っていたらモップで掃除し出してこの子はもう!!!と思った
・ジャージもらうところで田中が縁下を攻撃した結果、ジャージの入っていた段ボールが壊れる
・情緒不安定な武田先生
・武田先生役の内田さんの素の声と話し方が好き
・及川の「元気に王様やってる?」のトーンがたぶん初演とがらっと変わって低くなってた





*1:初演でも言ってました