このエントリーは、
- 佐野文哉という存在を知らしめたい!
- 佐野文哉を見てくれ!
- 富士山は佐野文哉のもの!
という気持ち100%で構成されています。
目次
そもそも佐野文哉って誰?
———あなたは、佐野文哉を知っていますか?
……なんて、宗教勧誘まがいの文句を言わせてしまうのが、PRODUCE 101 JAPAN(通称・日プ)練習生・佐野文哉である。第3回順位発表式に向けて、彼の魅力を1人でも多くのひとに知ってもらうべく、このエントリーを書いている。
プロフィール
▲(左)公式プロフィールの宣材写真/(右)佐野文哉近影
なんで?
と言いたくなるが、同一人物である。
生年月日 | 1997年5月25日 |
---|---|
身長 | 171cm |
体重 | 54kg |
血液型 | B型 |
出身・国籍 | 山梨県・日本 |
趣味 | 曲探し、映画 |
特技 | ダンス、長距離走、空手 |
▲公式プロフィール*1より引用
順位変動
初回94位とスタートこそ低調だったものの、その独特の存在感とパフォーマンスへの姿勢で多くの国民プロデューサーの心を掌握し、徐々に順位をあげつつある。順位発表式では毎度ギリギリの滑り込み(60位中57位、35位中34位)を見せている。
2pick投票へと切り替わった今回、順位が爆上がりしたとはいえ、次回のカットラインである20位圏内にはまだ入っていない。
どんなひとなの?
佐野をあらわすキーワードを挙げるなら、「謎」「対比」「成長」「ギャ
ップ」の4つだろう。
謎
佐野文哉のファーストインプレッション、それは「謎の男」。
▲1分PRで味わい深い絵を披露する佐野
佐野文哉という存在が披露されたこの1分PR動画。なぜか「みなさん、富士山は静岡県と山梨県、どちらのものだと思いますか?」と非常にセンシティブな問題を投げかけ、視聴者を混乱に陥れた。インターネット上のざわつきを察知したのか、第2回mystaコラボ動画*2において「富士山問題ですか?……それは、ちょっとまた今度でお願いします」と言及。政治性の強い話題のため、あくまで名言を避ける方針のようだ。
ちなみに、絶妙にぎこちないしゃべりは滑舌の悪さを気にして聞き取りやすくしゃべっているからだということも判明した。*3
対比と成長
常に誰かとの対比が描かれ、さらに自身の殻とも向き合うことになる佐野。その軌跡を追いつつ、佐野が番組中に披露したパフォーマンスを紹介する。
対 川尻蓮(ポジション評価)
番組テーマ曲〈ツカメ〉センターを務め、練習生の中でも信頼の厚い川尻蓮が指名した1組と対峙する2組を引っ張ることとなった佐野。ポジション評価全体として、2組は「選ばれなかった」ことによる士気の低下が見られがちな中、佐野は「蓮くんからの挑戦状」「僕を敵に回したことを後悔するように*4」と強気の姿勢を見せた。バックダンサーとしてもともと交流があった川尻と佐野。川尻は「佐野のつくるものを見てみたい」という理由で指名しなかったのだと語っており、戦隊もののレッドとブラックのようでアツいと(わたしの中で)話題に。
1組に比べ、技術面では少し遅れをとっていた2組。佐野が中心となって構成を考えるものの、トレーナー・WARNERから「技術に表現力がともなっていない」と指摘を受けてしまう。表現力を高めるため練習に励む佐野。さらに、同チームの福地正の提案により、振りをオリジナルのものに変更することになる。時間が迫る中、オリジナルの振りで勝負に出ることにした2組。
▲〈HIGHLIGHT〉2組のパフォーマンス
2組の奮闘にもかかわらず、結果は317票対72票と大敗、個人順位も佐野は7位に終わる。自身の順位については「むちゃくちゃ悔しいですけど、それが現実なのかな」、勝敗については「もっと僅差の戦いを思い描いてたんですけど、結構圧倒的な差だったのでめちゃくちゃ悔しかった」と悔しさを滲ませながらも川尻とハグを交わし互いを称えあう姿は、〈富士山領土問題謎男〉という印象をひっくり返すのに十分であった。
▲表情づくりを意識していることがわかる佐野の推しカメラ
対 今西正彦(グループ評価)
グループ評価では、安藤誠明がチョイスしたメンバーとともに東方神起〈Why?(Keep Your Head Down)〉を披露することとなった佐野。2名でパフォーマンスするものを今西とともに6名用に構成しなおすことになったが、今西との連携がうまくいっていないことをセンターの白岩から指摘され、目が泳ぐ佐野*5。番組内では今西と佐野の対立構図を煽るかたちになってはいたが、対立しているというよりはスタイルの違いと距離感のはかり方だったと思う。白岩のナイス指摘により今西と佐野の連携も密になり、円滑に進行する〈Why?〉班。
しかし、ここでも自分の壁と直面する。ボイストレーナー・菅井から振りが規則正しく入っているがゆえに歌が乗り切っていないことを指摘される佐野。リハでも菅井から「思いっきりやらないと今までの佐野とさよならできない」と指摘を受けるが、続く「自分を破壊するようにやってみて。間違えても10万票入ります」という言葉からは、菅井が佐野の成長と秘めたるポテンシャルを評価しているようすが読み取れる。
▲〈Why?(Keep Your Head Down)〉のパフォーマンス
〈Why?〉班はSNSで確認する限り視聴者からの反応も上々であり、グループ1位も狙えるのではないか、と言われていたものの、3位という結果に終わる。しかし、プロフェッショナルのクリエイティブの現場に入り込んでしまったかのような制作過程を見せてくれた〈Why?〉班の面々は最高だったということは確かだ。バランスがよすぎる。招集した安藤誠明はほぼ軍師。
佐野はここでもグループ内3位という中間位に終わるが、このあたりから明らかに佐野を応援する声が大きくなったように感じる。
▲今までの佐野とさよならした佐野の推しカメラ
対 本田康祐(コンセプト評価)
コンセプト評価で〈Black Out〉を披露することになった佐野。ポジション決めではヒチョンの後押しもあり、挑戦したいパートはどんどん挑戦していくことに。メインボーカルやセンターに手を挙げた佐野のようすから、(惜しくも選ばれなかったものの)明らかに歌や表現力が格段に伸びていることが見てとれる。
そして、サブボーカル2を本田と争って勝ち取った佐野だったが、なぜかここで涙を見せる。実はこの2人ももとからの知り合いだったようで、互いへの信頼が厚いからこそ複雑な思いがあったようだ。ちなみに本田はメインボーカル決めの際に「グループとしてパフォーマンスを見たときに佐野文哉が前にいた方が安定すると思う」と言って佐野を推している。そこも踏まえて見るとさらに味わい深い。
前述の通り、初期と比べ、表現力がかなり伸びた佐野。〈HIGHLIGHT〉で表現力を指摘してきたトレーナーから「表情がよく出るようになった」と褒められ、思わず笑みをこぼしてしまう。嬉しそうでなによりである。
▲〈Black Out〉のパフォーマンス(若干被せ音源のボリュームが気になる……)
コンセプト評価の後半組が未放送のため現場投票の結果はまだわからないが、もはや〈Black Out〉班を愛してしまったオタクが勝手にベネフィットを付与していいレベルの大健闘であった。〈Why?〉班に引き続き、全体的に前向きかつ周りを見ることができるメンバーが揃っていたため、見ていて謎の安心感があり、コンセプトである❝セクシー❞も体現できていた。さらに単純に曲がいい。音源解禁が待ちきれない。
▲意味は判然としないがクセになる佐野のソロパート「ちょっとしたスレ違いでStar」に注目
ここまで真剣にこの文章を読んでいるひとには伝わっていると思うが、実は佐野の成長物語は初期から丁寧に描かれているのである。それは、ダンサーとして歩んできた佐野が、アイドルに挑戦するうえで無視できない壁ととことん向き合い、この短期間のプログラムの中でそれを見事に消化したからである。数か月でこれだけの成長を見せた佐野が今後どんな化け物に育っていくのか見届けたくなる——これはもはやオタクの本能だろう。
ギャップ
番組中に圧倒的成長力とパフォーマンスを見せつける佐野文哉。 しかしその素顔は意外にもギャップの宝庫である。
番組の企画である「歩数計ダンスバトル」では(対戦相手の中里空も踊れる人間だというのに)両名スローな動きで0回と1回という史上最低記録の戦いを見せるシュール寄りのユーモアを披露。
▲テストで及第点ぎりぎりをとるチキンレースをやって遊んでる高学歴大学生っぽい対決
グループ評価の控室では崎陽軒のシウマイ弁当を片手にはしゃぐ様子がばっちりカメラに捉えられている。
▲6:10あたりで割と周りからスルーされている佐野
また、ダンスの技術には自信を持っている様子が本放送でもよく見られたが、それ以外の面については自己評価が低い。
▲公約でも「101人の中で1番」と言い切るほどダンスに自信を見せる佐野
グループ評価あたりで髪を青く染めた理由が「キャラがない」「ただダンスがうまいだけのイメージ」と言われているから、というものだったり、
▲1:00あたり~佐野のコメント
まだ注目度が低かった第1回順位発表式前には「絶対僕落ちるから」と吐露していたことを白岩に暴露されていたり、
▲ついでに白岩から振られてダダ滑りネタもやらされている佐野(なかよし)
初めて国民プロデューサーの前に出た『SUPER C CHANNEL』のイベントでは、「僕のファンいないかもしれない」と漏らしていたりもする。今こうして佐野を応援するファンがあふれている状況をこの頃の佐野に見せてあげたいくらいだ。
▲7:57~佐野のコメント(何気に後ろにいる白岩)
佐野のファンは熱狂的な印象が強いが、こうしてふとしたところで垣間見える弱さがファンを狂わせているのではないだろうか*6。
佐野文哉を応援するには?
さて、こんなに魅力にあふれた佐野文哉だが、前述の通り、現在生存ライン(20位)より下の21位である。このブログを日プや佐野に興味がないひとが読んでいるかは疑問だが、もし「佐野のこれからを見届けたい」と思ったひとがいれば、Gyaoの公式ページ*7とSoftBankのLINEアカウントから佐野に2票を投じてほしい。まああと2回しか投票できないけど……
そしてずっと成長を続けている佐野文哉ではあるがツカメの推しカメラがやっぱり最高なんだぜというオタクの主張をして終わります。