夢と現実いったりきたり

phenomenon

見たものの感想 思ったことなど

舞台「Johnnys' King&Prince Island」

12/15(土)17:00、1/6(日)17:00@帝国劇場

 

www.tohostage.com

ストーリー

平成が間もなく終わりを告げ、新しい時代を迎える。

ここはKing&Princeの治める夢の王国。

より良き新時代を迎える為に、

自らを磨き更なる高みを目指すことを決意する王と王子たち。

あるものは庶民の暮らしに溶け込むため、

あるものは歴史を学ぶため、

またあるものはこの王国の最果ての地を目指して旅立つ。

そして、それぞれの学びの先に若者たちの未来を感じ取る。

子供と大人が互いに胸を開き語り合える世の中。

そして2020年、東京を訪れる平和の祭典。

King&Princeの目指す王国の未来は明るい。

平成最後のアイランドは愛に溢れた未来を目指す若者たちの物語。

(『Johnnys' King&Prince Island』公式パンフレットより)

 

 感想

 「2020は、ぼくたちの手に…」

 というパワーワードとともに微笑むKing&Prince、そしてすし詰めにされたJr.たち。それが「Johnnys' King&Prince Island」(通称・ジャニアイ)のポスターの全容である。

 

 私も観劇オタクの端くれなので、舞台の内容がよくわからないままチケットを手配して観劇することもままあるが、ここまで「なんかよくわからんけど説得力がやばい」ポスターは他にない。クレジット的にも最初のポスター*1的にも、自担であるところのSixTONESの出番は少ないんだろうなあとは思いつつ、ジャニーさんが存命のうちに観とかないと絶対に後悔するよなあ、とチケットを手配した。実際、SixTONESは1幕に殆ど出番がなかった。ただ、その代わり……と言っていいのかはわからないけど2幕にたっぷり持ち時間をもらっていて、オリジナル衣装で「JAPONICA STYLE」を披露(+樹の新規ラップ)、さらにはオリジナル曲メドレー(Amazing!!!!!!/IN THE STORMのMix、Hysteria)あり、という至れり尽くせりな感じ。我が軍がかっこよすぎたので過呼吸になった。年末年始におめでたいものを見れて満足。2019年も一緒に駆け抜けていきましょう。

 

 

 さて、雑誌のレポートなんかを読んでいると、ジャニアイは一応3部構成らしい。1幕(1部)がお芝居、2幕(2部・3部)は完全にショー、という感じ。正直1幕もストーリー仕立てのショーだと思って見ないと脳が混乱するけど。

 

ストーリーについて

 1幕は、大人は子供に戻れない=確かに人類の歴史は悲惨な出来事が積み重なって出来ているが、過去には戻れない、しかし子供=未来には無限の可能性がひろがっているのだから、現在を生きる我々がよりよい明るい未来の礎を築いていかなければならない!という、ジャニーズアイランドの精神を教化するものだった。ジャニーズ事務所を多少なりとも追っていれば自然とキャッチできる思想だから敢えてそれを台詞におこさなくても良いのでは!?とちょっと思ったけど、ジャニーズ舞台に求めてるのはこの感じだったような気もする。

 

 ストーリーはあらすじ以上でも以下でもないので、考察も何もないんだろうけど……と思いつつも、なんとなくキンプリが君臨していた時代のJr.帝国を描いているようにも思える。特にぞっとしたのが、(見知らぬ土地に迷い込んで財布をスられる平野紫耀くんの図がミュージカル「ロミオ&ジュリエット」の「携帯が……無い!」のシーンを彷彿とさせると私の中で話題の)ダウンタウンのシーン。(誰も俺たちの争いは止められねえ的対立があまりにもWSS*2ジャニーさんWSS好きすぎ問題でも私の中で話題の)いがさく/はしみずの対立を止めるために紫耀が「俺がこの国の王だ」と名乗り出ると、「お前らは俺たちの苦しみを知っていたか?ただ踏ん反り返っているだけじゃないか」「俺たちは今日を生きるのに精一杯」という誹りを受ける。Jr.の中でも、きれいな衣装を着てマイクを持ってスポットライトを浴びられる人とそうでない人がいるんだよなあということを考えてしまって、必要以上にぞっとしてしまった。もし意図されているんだったらかなり怖い話だけど、まあそんなダークさは意図してないはず(と信じたい)。

 

 ジャニアイについて

 結局のところ、ジャニアイって、各々が今年はこういう仕事やってきました!っていう1年の総決算であり、我々ジャニーズにはこういう技術があります、こういうタレントが所属しています、これがジャニーズです、よろしくお願いします、っていうお披露目の意味合いが強いんだろうなーというのをひしひしと感じた。だからこそなんかよくわからないけど大掛かりな大車輪みたいな装置が出てきたり、色んな種類のフライングをこれでもかというくらい組み込んできたりするんだろうなと。個人的にはめちゃくちゃ楽しかった。普段から少クラでめちゃくちゃ見てるけど、どうしたって現場に行くとなると自分の応援しているユニットに限られてきちゃうから、他のユニットを生で見れる機会にもなるし。例えば、キンプリだったら断然岸くんが好きだけど、今回のジャニアイを見て髙橋海人くんの良さに気づけた!「太古の太鼓」の着物、タイタニックのスターダンサー、ダンス選抜、岸くんとのチェスゲーム、本当に全部良かった。生で見なければ、私が好きなタイプのダンスとお芝居をする子なんだなーというのに気づけなかっただろうし、そういう発見があるのも面白かった。あと「シンデレラガール」が本当にキラーチューンで、曲の強度がものすごい。これが聴けただけで帝劇来て良かったとすら思える。

 

 Tokyo Experienceについては、あ、ジャニーさん、2020年が待ち遠しすぎて勝手に帝劇で東京オリンピックを開会してしまったん?って笑ってしまったけど、ホスリンピックならぬジャニリンピック、完全に最高だから2020年にも開催して世界を震撼させてほしい。

 

 

ジャニーズは最高

 ジャニーズの美術や衣装は、見ていてずっこけるというか、なぜ!?というセンスのものが飛び出すことも多々あるけれど、そんなトンチキの中に急に“最高”がぶっ込まれたりして、そのちゃんぽんによってガンガンに酔える。すべてが足し算・掛け算で成立している過剰さが大好き。今回、あまりの最高さに脳が溶けて、観劇中に「ジャニーズ最高!!!」って叫びそうになった。

 

 この「ジャニーズに酔う」感じを他文化のオタクにも味わってもらいたいなあと思うけれど(舞台オタクの知り合いが多いから特にそう思う)、気軽にすすめるにはチケットが取りづらいのが難しいところ……。それに、やっぱりJr.を知らずに見たら単に「わけわからん」で済まされちゃうのかなーという懸念もある。でもどうにか体感してもらいたいので、興味がある友人はとりあえず連絡ください。

 

 

 

 

 

 

 

*1:キンプリ・HiB・5忍者だけだった

*2:といいつつ私はR&Jしか観てないけど