夢と現実いったりきたり

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舞台「瞑るおおかみ黒き鴨」の感想(というか、青木玄徳氏について)

2016年9月20日(火)マチネ@森ノ宮ピロティホール

天候:めっちゃ大雨(台風)でびびる

 

www.mononofu-stage.com

 

 前作「もののふ白き虎」が好評で気になっていたところに、その続編である「瞑るおおかみ黒き鴨」*1が上演される、ということで観てきました。歴史ものなので予習して臨みたかったんですが、観劇日をすっかり忘れていて、前作未鑑賞どころか出演者すら把握しないままに……。幕末~明治頭について詳しい人以外はある程度知識入れていった方がいいと思いました。人間が多い……。

 

 正直なところ、この作品について、理解できていない部分がかなりあります。だからまともに感想が言えません。もふとらがTSUTAYAでレンタルできるみたいなのでそれを見てから、このつむ鴨もDVDで見ようと思います(友人が「買う」って言ってたので)。色んなことを考えるのはそれからでいいかな。今はとりあえず青木玄徳という衝撃についてしか考えられない。

 

 青木玄徳という役者については元から知っていたし、映像でテニミュ2ndの跡部をやっているのも見たことがありました。彼がとても整った容姿をしていることも、もちろん理解していました。観劇前には「つねさまは外斜視っぽいワイドな目がいいね」*2とか、わかってる風に上から目線で申しておりました。ごめんなさい。何もわかってなかった。私は何もわかってなかった。まずOPで殺陣の前に首を鳴らすその仕草で「やべえ」と思いました(首が動く人が好きです*3)。見た目が完璧。あまりにも整いすぎた人間を見るとどうやら「こんな美しい人間が同じ次元に存在するはずがない」と脳が理解を拒むようです。青木さんが舞台上にいる間じゅう目はオートフォーカス状態で、ずっと見てしまうのに、理解ができない。こんなことは初めてです。美しいただそれだけでなく、まるで発光しているかのような、そんなオーラのある人。コウちゃん*4かよ!

 

 もちろん見た目だけに魅力を感じたわけではないので内容の話もします。作中、斎藤一は鬼の副長・土方からも「恐ろしい」と評される男ですが、青木さんの「全方位無敵感」がそこにすごくマッチしていて、「斎藤一めっちゃつよそう!!!」感がビンビンに伝わってくるのがすごかった。負けそうにないもん。さきちゃん*5もそりゃ気になるよね。あんな男が現れたら好きになるよね。わかるよ。対さきちゃんの斎藤、死ぬほどオラついてて死ぬほど好きです。そんな斎藤が地べたを這いつくばって半次郎に「無様だな」と言われるシーンや、島田*6希死念慮(のようなもの)を吐露するシーンは本当にぐっときた。何より一番「やられた!」と思ったのは、ラスト、客席からハケていく時の表情です。私はセンブロの下手寄りの席だったので運よく表情がよく見えたのですが、もう、「なんでそんな表情ができるの!?!」って叫び出したくなるものでした。最後の戦を終えて、憑き物が落ちたような、すべてを受け入れたような、とても穏やかなのにどこか泣き出しそうな微笑みが、スポットライトでありありと照らされていた。近くを通っていったのは一瞬の出来事だったのに、時が止まったみたいにずっと脳裏に焼き付いているこの感覚。

 

 終幕して、「はあどうしたらいいの私は」、みたいな気持ちになってるところに、カテコでふにゃっと笑いながら「北九州公演もあるのでお暇があれば是非」的なことを言われたら、普通なら「いや北九州まで気軽に飛べたら苦労せんわ」って突っ込んじゃうけど、「うん…行くね…」ってすんなりうっかり財布を開いちゃいそうになる。そんなのずるいでしょ。というか、カテコ全体的にふんわりしてたんですけど普段からあんな感じなんですか?

 

  私にはこの青木さんへの感情をうまく言葉にできません。つむ鴨で「うまいな」と思ったのは勝吾くんだし*7、キャラクター的にはどう考えても村田新八が好き(性癖)。でも観劇後にずっと考えちゃうのは青木玄徳さんと、青木さん演じる斎藤一のことなんですよ。恋かな? 一番近いのは「俺の衝撃*8」かもしれない。抜刀隊が心を戊辰戦争に置いてきたっていうなら、私は心を森ノ宮ピロティホールに置いてきたよ。なんとなく青木さんの出演舞台と私が観劇する舞台は被らない感じがするけれど、今後私の衝撃と相見えることはあるのでしょうか。パタリロ観に行きたいから関西公演どうにかしてやってくれないかな(傲慢な地方民)。

 

 

  久々に震えるくらいどきどきしました。

 

 

 

*1:略して「つむ鴨」ですが「もふとら」の語呂がよすぎて「もふとら」って呼んじゃう

*2:

*3:フィギュアスケートの髙橋大輔はめちゃくちゃ首が動くので好きです

*4:溺れるナイフ

*5:山川捨松さん、史実では大山巌と結婚するんですけど、大山の薩摩弁がキツすぎて何しゃべってるかわからず二人とも英語で会話したって話が面白くて好き

*6:ところで島田と斎藤の関係性が好きだし林田さんのお顔も好みです

*7:役柄自体も良かったし、勝吾くんの演技がすっごい良かった

*8:溺れるナイフ』17巻のコウちゃんの台詞