夢と現実いったりきたり

ミュージカル薄桜鬼 新選組奇譚

 

2016年1月17日 マチネ@大阪メルパルクホール

 

 今日は薄ミュを観てきました。1年前の今ごろ、なんとなく観に行った藤堂平助篇で今の推しと出会ったので私の原点です(大げさでしょうか)。今回は『新選組奇譚』というタイトル*1だったので、薄ミュはこれで終わってしまうのかな・・・という不安があったのですが、対談だったりカテコだったりを見聞きする限りは、次回作への意欲もバリバリな感じなので大丈夫な気がします。まあ、終わる終わらないの話を抜きにしても、このタイトルだと「めちゃくちゃ気合いいれてるんだろうな」と期待してしまいますね。なんといっても芹沢がいる*2! 久々に生で祥平くん、薄ミュ、ということもあって力みつつ観劇しました。以下ネタバレありの感想です。

 

 

 まず、ちょっとうーん、と思ったことから。個人的には「歌詞が聞き取れない問題」が発生しまして、色々考えてしまいました。音が大きすぎたのか、私の耳が悪かったのか、席が悪かったのか*3、はたまた演者の問題なのか? 多分音が大きすぎたのかな、と思いますが、割と重要な台詞も曲中で歌っている以上、「歌詞が聞き取れない」のは気持ちが乗り切れなくてちょっとストレスでした(幸い、薄ミュは数作品鑑賞していて流れを把握しているので、脳内で補完することはできたのですが)。それから、ほぼほぼ新曲*4だったので、どうしても今までの楽曲に馴染んだ耳と脳はとても混乱してしまい・・・。時々知っている曲が流れると安心しました。物語も、これまでの公演と比べても一番要素が詰め込まれている感じを受けました。私はまず「前知識ゼロの初見の人がちゃんと筋を理解できるのか」を考えてしまうのですが、これはどうなんでしょう。『黎明録』を踏まえての内容、ということもあってか初見には向かないのかも・・・と思いました。

 

 マイナス面はこのくらいにしまして、祥平くんのことを。本当に成長したのだな、と思いました。佇まいにだいぶカタさがなくなってきていました。2015年だけでも8本舞台に出て、確実に場数を踏んできたのがよくわかって、妙に感慨深くなってしまいました。初めの方に少し音程を外してしまっていてちょっとだけ不安になりましたが、歌も演技も着実によくなってきているので、今は色んなことを吸収して、2016年もさらなる成長を期待しています。広背筋がきれいです。ごはんの歌だったか何だったか、はける前にちらっと千鶴を見るのが、強烈にぐっときました。カテコで勝吾くんが喋っている横でずっとニコニコしていたのもとてもかわいかったです。どの現場でも「かわいい」と言われている気がしますが、松田岳くんにも言われてた・・・*5。誰からも認められるかわいさって、きっと才能だから、これからも存分に発揮してください。

 

 

 ちょっと通信簿のコメントのようになってしまいました。

 

 

 今回の薄ミュ、松田副長のかっこよさに圧倒され、原田とんちゃんのスタイルに目を剥き、でもやっぱり薄ミュで一番いい男は新八だな・・・と思いました。「千鶴ちゃん」の言い方でノックアウトです。黎明録からのキャストがみんなそれぞれ成長していて、前よりもしっくりきました。個人的にはBEAUTIFUL DRUNKARDSが本当に好きで泣けるので(特に平助ソロ)、なくなって悲しい・・・。かわりのごはんの歌か筋肉ダンスのときにアイドル感を振りまいていたアンサンブルの人がどの人だったのかが気になります。最期、千鶴が1人でまた人間の中で生きることを決意する、あのラストは好きです。ちなみにトリプルカテコでは荒牧氏が太良さんのことをおんぶしておりました。 

 

 

 

 ところで次の舞台のチケットを取っていないのでした。何を観に行こうかな・・・。

*1:原作ゲームのタイトル

*2:そして山南さんはいない。彼はどこへ行ったのか

*3:かなり上手寄りのスピーカー近くだった

*4:ですよね?黎明録の曲は聴きこんでないので自信がありません

*5:パンフの対談