夢と現実いったりきたり

引っ越しました

 

僕のハートは引っ越しできない~~

 

ということで、はてなブログに移る前に舞台の感想を載せていたnoteから移していなかった記事を全部はてなブログに移しました。noteの方は消しちゃいました。

 

 

tsukko10.hatenadiary.jp

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以上4つです。大体2年前のものです。

 

自分で言うのもなんなんですが、すっごく一生懸命に感想を書いていて、めっちゃエモい。とにかく「舞台を観る」という行為自体が楽しくて、真剣に作品に向き合ってる感じがする。違うんですけど、「青春」っぽい青さと初々しさがあって(恥ずかしいんですけど)、手前味噌ですが気に入りました。発見した誤字脱字も、あえてそのままに載せてみました(直すのがめんどくさいとかではないです!!!)。

 

観劇や感想を書くスタンスを変えたつもりは一切ないんですが、なんとなくこの頃のフレッシュな気持ちに戻ってみずみずしい感想を書けるように頑張りたいなあと思いました。

 

 

 

 

薄ミュ黎明録備忘録(2015/06/13)

 

 
 

6月12日ソワレ、京都劇場、ミュージカル薄桜鬼黎明録を観てきました。

原田篇すっ飛ばしてなんで黎明録とか、キャストほぼ一新とか、色んな疑問や不安や不満を抱えたまま、だけど薄ミュの魅力ってキャストだけじゃなくて脚本や演出というところにもあると思うから、わたしはこの公演のチケットを手にした。劇場に入って席に着いてからも、ずっとドキドキしていた。いい意味でも悪い意味でも。結論から言えば、薄ミュは裏切らなかった。芹沢さんの生き様にわたしは泣いた。黎明録は井吹龍之介の成長と、新選組の新たな一歩を描いた物語だけど、その両方のキーマンは芹沢鴨だ。横暴でダーティな彼の振る舞いは新選組内でも煙たがられて、会津の方針もあって最後は仲間から斬られてしまう。だけどそれは彼の一面でしかない。本当にただの横暴者だったら龍之介を助けたりしない。他の隊士の弱さを見抜いて、やり方がどうであれ助言を与えたりしない。彼は自分の先が長くないことを知っていて、自分がいなくなっても新選組が立てるようにあんな振る舞いをしていたんだろう。聡明な人だから。だけどそんな彼の本当の姿をちゃんと理解していたのは一体何人いるんだろう。新八は彼を評価していたけれど、そこまで見抜いていたかは怪しい。やっぱり龍之介だけなんじゃないのかな。だから土方率いる新選組幹部たちが芹沢を斬ってしまったときわたしは悲しくて悔しくて仕方がなかった。でも芹沢はこうなることをある意味で望んでたんだろう。自分があの晩斬られることを知っていた。だから龍之介を宴の席に連れていかなかった。変若水を飲んだのは、本来なら芹沢暗殺という汚名を被る土方らに対して「狂った羅刹を斬った」という免罪符を与えたからなんじゃないかすら思う。

芹沢が死んだあと、龍之介が芹沢の亡霊と会話をするシーンは、現実に即して考えれば、「龍之介の幻覚」として片づけられてしまうけれど、わたしは本当に芹沢の亡霊が現れたんだと信じたい。薄桜鬼はファンタジーなんだから。どんな悲劇だろうと、ファンタジーである限り、最後には救いを求めたい。ずっと犬呼びだった芹沢が最後の最後に龍之介と呼ぶのは、「来るぞ」とわかっていたのに涙がこぼれた。その後龍之介は新選組を見届けて彼らのことを伝える決心をするけれど、その場面はずっと涙でぼやけっぱなしだった。

芹沢鴨という人間に心を奪われすぎて、彼の感想ばかりになってしまったのだけど、もちろん他にも見所はたくさんあった。黎明録ということで、曲はほとんど新規のものだったけれど、M1を聴いたときに「ああ、黎明録は大丈夫だ」と思った。とにかく素敵だったから。記憶力が毛ほどもないので、歌詞も曲も思い出せないけれど、とにかくM1はすごくよかった。それから、唯一(多分)新規じゃない、ヤイサ。新選組新選組になったときに流れる曲(一回目のヤイサではこれまでの歌詞とはガラリと変わっていて、早く歌詞を読みながら聴きたい)。新鮮だったのが、まず山崎パートから始まるところ(記憶があいまいなので間違ってるかも)。龍之介と真っ向からぶつかっていた山崎が、「井吹と出会えてよかった」「新選組のことを伝えてくれ」(ニュアンス)という台詞を残して、絞り出すように歌い始めるシーンは言葉がでなかった。しかもあれは山崎が死ぬシーン、で合ってる(敵の衣装的に)? ヤイサって本当に名曲だ。

総司が近藤土方から本当に大切に思われているけど、その結果子供扱いされていること、斎藤に負けたこと、人を斬ったことがないというハンデ、色んなことに悩んでいた姿とかも、胸に来るものがあった。総司って何気ない所作が見てて面白いんだよなあ。隊服が出来たとき、近藤には「はい、近藤さん♡」って手渡すのに土方が近づいてきたら一瞬土方をじっと見てつんと顔を背けるところとか。ごはんの歌の時のふてくされ加減とか。一番後ろで、一人で不機嫌そうにごはん食べてて、山南さんが近づいてきたら他のところに行っちゃう……みたいな。ごはんの歌のときの斎藤さんはかわいい。

今回三馬鹿は見せ場が多くない印象だったけど、細かい部分で三馬鹿のらしさが出てたと思う。多分、わたしのことを知ってる人からしたら意外だと思うけれど、わたしは平助が結構好きで。みんなと笑ってたいと願っている人。平助が一番ヒーロー気質だと思う。黎明録でも、おかしいと思うことに真っ直ぐに向かっていく姿がすっごいヒーロー! 左之さんは龍之介を槍でしばくところとか、千鶴に対しては絶対しないけど左之さんらしい行動が見られてわたしは嬉しい。槍の使い方めっちゃ上手かったし、ガタイも左之さんな東くん、まさかの同いか一個下かという年齢で、震えた……。新八は新八にしてはすらっとしすぎでは!? とビジュアル見たときに思ってたけど、声は秋人新八よりも男らしさが出てたかなあ。秋人新八、歌い始めると予想外のスウィートボイスだから……。新八ってバカだけどバカじゃなくて、アツくて仲間思いで曲がったことが嫌いな男というのが節々に見られてよかった。

ここまで絶賛しているけれど、もちろんいろんな部分でううん……と思うところはあった。歌は全体的にまだまだだったし(ヒデ方様は除く)、滑舌も不安だったし。一幕は正直歌が詰め込みすぎでは?と思わなくもなかった(歌が安定してなかったのも一因かも)。だけど感動したのは事実だし、このカンパニーがこれから成長してゆく姿を見たい、と思ったので、次作をお願いします。なにとぞ。

 

 

あとは箇条書きで、覚え書きをば。

・輝馬くんの山南さん、いちいち吐息がかっててなんかエロい。スタイルいい

新選組してる山南さん(涙)

・二幕の客席登場、下手側通路がマッキー、上手側通路が祥平

・通路側じゃなかったけどちょうどマッキーが止まる列で死

・カテコ?でよろける猪野くん

・八木邸に行った四人、「説明してくれるおじさんに、今薄桜鬼やってるみたいだから観に行ってみたら?」と言われる(あっちゃん談)

・挨拶を任された廉くん、話を〆られない

・パンフの表紙・裏表紙、端っこに千鶴の着物が!!!!!!!!!(大興奮)

・カテコで出てくるときの祥平くんは世界一かわいい

・ヒデ様に足を向けて寝られない

ブラステ再演みた(2015/4/25)

 

 

薄ミュで橋本祥平氏と出会い、どうしても板の上に立つ彼を観たくて、思い切ってチケットを譲ってもらった。

当日チケットを家に忘れ、大学から一時帰宅し慌ててIMPホールに向かったのだが、残念ながら開演時間に間に合わず、OPが終わるまで待機して入場、というかたちになった。一応「朝日奈家の兄弟がヒロインが家に来て1年記念サプライズパーティーの準備をする」という前提は頭に入れていたため、話にはすっと入れた。しかし、幕が上がるまでの緊張感とか、OPでのドキドキ感とか、そういう気持ち作りをもっとしたかった(走ってきたのと途中入場の罪悪感から別の意味でドキドキしていたけれど)。

ブラステ、色々感想はあるのだけれど、役者や役柄に関して特筆したいと思ったのは、琉生・風斗・祈織・棗の四人だ。

 

琉生について

きっかけはもちろん橋本祥平くんだったのだが、アニメ版ブラコンを数話みた時点で、わたしは琉生を一番推すことはないだろうと思っていた。不思議ちゃんとかふわふわとかフェミニンとか、そういう男性キャラはストライクゾーンの範囲から外れている。結果、ブラステで好きになったのは祈織や風斗や棗だった。しかし、贔屓目はあるにせよ、祥平くんの琉生は素晴らしかった。琉生はキャラクターの性格上、台詞もアクションも少ない。だが、ソファに座って装飾を作っているときの柔らかな笑み、他の兄弟たちが騒いでいるときのきょとんとした表情、顔の向け方や仕草のひとつひとつが間違いなく琉生だったと思う。また、琉生は独特のリズムとアクセントで話すのだが、その再現率も素晴らしかった。祥平くんは琉生をどれだけ研究したんだろう? 彼の並々ならぬ熱意が透けて見えた気がした。

琉生は、ヒロインを“守る”立場なので、ほとんどの時間、ソファに座ってパーティーの成功のために黙々と作業をしていた。ヒロインへの好意からか、周りが見えなくなっている他の兄弟たちと違い、彼はちゃんと周りが見えていたように思う。だからこそ、風斗が抱えるもやもやに気づいたのだろう。そして、祈織が買ってきた天使の輪っかを着けた琉生はまさに天使であった(あれ、誰が着けたんだっけ? GJと言わざるをえない)。

 

風斗について

風斗は家族に対して生意気で、ヒロインよりも年下で、現役アイドル。劇中ではめんどくさそうに雑誌を読んだり、苺をつまみ食いしたり、部屋に戻ってしまったり、中盤まではパーティーに対して非協力的な態度をとっていた。しかし、これは彼がヒロインのことをちゃんと考えているが故抱えたもやもやからきた行動なのである。彼は、ヒロインに対して「恋愛感情」を抱いている兄弟たちが、「家族」として彼女を大切に思っていることを示すパーティーを開くことへの白々しさやエゴのようなものを感じていたのではないだろうか。そして彼自身もヒロインを姉としてではなく、女性として見ているからこそ、パーティーへの積極的参加に複雑な気持ちを抱えていたのではないだろうか。加えて手際の悪い兄弟たちを見て、つい刺々しい言い方、誤解される言い方しかできなかったのではないか。彼は他の兄弟たちに「効率が悪い」と憎まれ口を叩いていたが、ある意味一番愚直で不器用なのは彼自身なのではないかなと思った。好きになったキャラクター。風斗ED見たいなあ。

祈織について

祈織に関しては、恐らく原作のファンだと、許せないという人もいるんだろうなとぼんやり思った(彼の病んでる部分が拡大解釈されて、ギャグ的に使われることが多かったため)。ブラステはコメディに分類されると思うので、祈織の立ち位置は正しかったと思う。ヒロインが痴漢に〜のシーンでコーンを構えたところ、ブレーカーが落ちたシーンで物凄い勢いで十字を切っていたところ、すごく面白かったし、キャラが立っていたと思う。もし祈織が本物の病み具合を発揮していたら成り立たなかったんじゃないだろうか。
EDのダンスで十字架を加えて踊ったり、さりげなくウインクしたり、集合写真でのポーズがすごく格好つけてたり、あそこまでキメられると笑ってしまいそうなものだが、普通にちゃんとかっこよかったから美慎くんはすごい。完全に写メでにこにーポーズしてる人のイメージだったのに……。 素敵でした。

 

棗について

わたしがブラステで一番やられたのは谷口さん演じる棗だった。棗は仕事の都合で皆よりあとからパーティーの準備に携わることになるのだが、誰もいない(本当は椿と梓がキッチンにいる)リビングにきょろきょろしながら入ってきた時点でずるい。ちょっとくたびれた感じが本当にグッとくる。昴にかまいたがる部分とか、三つ子で料理場に立つとき、しっかりしつつもやんちゃな部分が見え隠れする感じとか、好きになるしかないじゃないか、と思う。しかし、棗はずるい男だった。ヒロインへのプレゼントを、皆で買った分以外にも用意しているのは他の兄弟にも言えるのだが、侑介が自分のプレゼントをダシにヒロインの帰りを引き延ばすシーンで、実は、棗は鞄から自分のプレゼントを出すか悩んでいる。たぶん侑介と同じことを考えたのだろうが、結局侑介がなんとかしてくれて、内心ホッとしたに違いない。誤算だったのは侑介と用意していたプレゼントが被っていたことだ。棗EDでは、ヒロインの部屋を訪れた棗が、「用意してたけど、皆からのプレゼントと同じだからいらないよな」と始末が悪そうに微笑む。この笑顔がずるい。ヒロインがプレゼントを受け取ると、さらに「自分の会社が提携しているテーマパークのチケット」を渡す。ペアチケットを渡して一緒に行こうと誘うのかと思いきや、あの男、「社員とその同行者」しか行けないチケットをプレゼントしやがった! どう考えてもずるい。「好き」とか「付き合おう」と言わないままずるずる関係持っていくタイプと同じニオイがする。とりあえず、棗が、そして棗役の谷口さんがとてもとても最高だった。ずるい!

こんなところだろうか。棗に関しては本当にずるくてずるくて、何かのシーンで頬を膨らませていたところとか、わたしを始め女子の大好きな「大人の男の人がかわいい仕草をする」までぶっこんできたのにはもう怒りを覚えるほどに素敵だった。

他の兄弟に関しても、光役の才川くん(弱冠20歳!)はスマートに女言葉を操り、兄弟を焚き付けていたし、要役の小林さんは声がよかった。あっさりしてたので、エロさはあまり感じなかったけど、家族の中の要はあんな感じなのかなと。あまり舞台上にいなかった気がするので残念。右京さん役の未来弥さん、舞台の経験は浅いと聞いたけど、わたしが観に行ったとき声が枯れてて心配だった。右京さん、作中ですぐに携帯がかかってくるのだが、その時のくるっとUターンするのに毎回笑った。椿役の西島さんは、たぶん作中1、2を争う台詞量をあの特徴的な喋りで言うの疲れそうだなあと……。椿、かまってちゃんで落ち着いていられなくて、いらんことしいというキャラで、彼がいると舞台上が賑やかだった。対して、梓はあまりしゃべらなかったなという印象。椿のストッパー役というところ? 金井くんのシルエットが細くて細くて……二次元的なビジュアルだった。そして昴。彼の女性への耐性のなさというか、清く正しくバカって感じが愛おしい。昴のあの(言ってしまうと)童貞くささを絶妙に表現できるのすごい。あまり普段の畠くんを知らないのだが、彼自身も普段からそうなのか?と思ってしまうくらい。たぶん他の兄弟はそれぞれヒロインに個人的なプレゼントを用意してただろうに、用意してないあたりも昴は信用できる男だ。なんか昴の感想が長くなった。侑介については、ブラステの主軸だと思う。お使いを全て間違えるバカさとか、純情さとか、思わず応援したくなる。ソファで前後に揺れる(伝わらなさそう……)仕草とか侑介だー! と思った。そして雅臣、雅臣本当によかった。めちゃめちゃかわいかった。さすが小児科医って感じの笑顔(堺雅人みたい)。かわいかった。弥ちゃんを抱きかかえてるのとか天使画か? 弥は初演の時いなかったのでどうするのかなと思ったけど、違和感はなかった。よく通る声で、かわいいけどちょっとおませな弥、かわいかった。出演者みんなメロメロなのも頷ける。

 

長くなったけど、本編の感想はこんなものかな〜。楽しかったことが伝われば……。カテコで、畠くん、日本語不自由な人だ……! と気づき幸せな気持ちになりました。ダンスのときのファンサも凄まじかったな……。

 

最後に、これは舞台とは関係ないけれど、客席のマナーがちょっといただけなかったなと。飲み物のんだり、喋ったりが周りで目立ったので残念。

ペダステIH3日目ライビュみてきた(2015/3/30)

舞台弱虫ペダルインターハイ篇The WINNER

本当は生観劇したかったけど、チケットがとれず。大阪の当日券めちゃくちゃ少なかった……。ライビュはなんとかチケットとれたので、観てきた。

ライブビューイング自体初めてだったけど、コンサートとかだと割と盛り上がってペンライトやサイリウムを振ったりすると聞いていたので、ちゃんとアームリフレクター装備していった……が、とても静かだった。会場によってはすごい盛り上がっていたようなので、わたしのいた会場がおとなしかっただけかもしれない……。京都人ははんなりえ、ってことだろうか。

とりあえず、思ったことを以下羅列していこうと思う(完全に記憶頼りだし、一度しか観ていないし、実際とはかなり違ってるかもしれないことは先に言っておきます)。時系列もたぶんバラバラ

 

・舞台が始まる前に客席から歓声が上がって何かと思ったらまさかのわたるん先生。近くに先生いたらめっちゃ緊張して気が気でなくなりそうだ……。場内アナウンスが村井さんだったのでちゃんと聞きたかったのだけど、いかんせん会場内の音声なのでちょっと小さくて聞き取りづらかった……。

・舞台のはじめの方は、いつも通りこれまでの話をダイジェストで振り返り。このとき、キャラがひとりひとり出てくるけど、真波の登場が本っ当にかっこよかった(というか、登場だけじゃなく、今回の真波は本当にかっこよかった)。

・東堂巻島のラスクラ、短くても泣けるなあ。実はペダステはIH篇を一切観れてないのでラスクラがどう描かれてるのか知らないんだけど、ちょっとこれは早く観なきゃだ。ちょうど頂上にたどり着くところで照明がきて2人のシルエットになってて。そこの東堂が本当にいい! シルエットが美しい! きたむー、野獣覚醒で生で見たけど、本当に東堂尽八だ。あと顔が本当にきれいで、カテコとかできたむーのアップが抜かれると思わず見とれてしまう……。こんな美しい人間見たことないという気持ちになる……。

・ミヤ、よかったなー。本当にミヤが存在してた。登場シーンの後姿で1人芝居の時点でもううわーミヤだ!!という……。完全に山本くん、モッてた。彼、元Jr.でパズルライダーやってたことだけ前知識としていれてたけど、本当によかった!!

・ミヤのテーマソングなのか、呉南のテーマソングなのかはわからないけど、あのお太鼓みたいな音が好きだった。イビの拍手にSEついてたのも、好き。呉南の手綱とってるのってイビなんだよなーと改めて思った。

・去年のIH回想の演出もよかった。イビのカナちゃん云々の台詞、ミヤを思ってウルウルした。今回、原作一応読んでるのに涙腺にくることが多かった気がする。歳のせいかな……。原作読んだ時点では、呉南、好きでも嫌いでもない位置でしかなかったけど、すごい好きになった。

・原作はそうでもなかったけど、という意味では水田くんもそうかなあ。ペダステですごく愛おしく感じた。御堂筋に心酔して、次期エースって言葉を信じて真っ直ぐに追い付こう追い付こうって頑張ってるところに、呉南率いる集団に飲み込まれたときの絶望感たるや。彼には本当に次で活躍してほしいなあ……。

・カテコでみんなが整列するとき、きたむーとちゃんともがすれ違い様にローファイブかな、ハイタッチまではいかない位置で互いの手を握ってて、ああこの二人はまさに東堂と巻島だなとしみじみ思った。

・村井さんが4回目だったかな、のヒメヒメダンス前に最後ですよ、言いたいことあったら今のうちですよ、って呼びかけたとき、真っ先に前に出て台詞を披露したのはきたむーだった。こういう場面で目立ちに行くってとこがまず東堂らしいし、周りのキャストから「生粋の東堂だな」って言われてたの、玉ちゃんの後任、って形でペダステに入ってきたことを思うと、感慨深い。きたむー参入後からペダステを知ったわたしが言うのも変な話だけど、成長したんだなあ。カテコの挨拶聞いてても、彼はペダステに人生を大きく変えられた人間のひとりだと強く思う。

・友常くん、ちゃんと田所さんだったし、なんならカテコで号泣してる姿も田所さんだった。お気に入りなのは鳴子がデーハードヤドヤクライムの説明するときに前輪を持ってる表情です。めっちゃ田所さんの顔してた……。パズルライダーさんとその場面にでてこないキャラは大道具や小道具を動かしたりするんだけど、そのときに細かい演技してるからヨリの画のとき楽しかったなー。

・号泣する友常くんに「これ(前髪)触る?」という謎のフォロー入れたり、足元のカメラにみんなで群がってたときにナチュラルに投げキスしてたり、なんか場をふわっとさせたりしてたちゃんとも…………。

・みつさん、役者だった。キャストはみんな役者だからこういうのも変だけど、みつさんは頭ひとつもふたつも飛びぬけてたと思う。普段の御堂筋からキレた御堂筋への声音の変化はゾクゾクした。全力出し切って倒れた姿、原作で読んだとおりの御堂筋の姿だった。

・ペダステには女性キャストがいなくて、委員長が出てこない(植ちゃんが女装した形では一応出てるけど……)んで油断してたけど、ちゃんと真波が委員長に言及してて最高だった。真波は少女漫画力が高いなあ。

・真波が負けて、先輩たちのいるテントに戻ってくるシーン。いっぱい涙が出たので~っていうのが真波らしくて大好きな台詞だから舞台で聞けてよかった。先輩たちがひとりひとり真波に触れてテントを出ていくとき、最後の新開くんは真波の前髪を優しくくしゃっとして出ていく。それが本当にかっこよすぎて死ぬかと思った。新開隼人に対しては夢属性微妙にあるので、正直たまらんでした。漫画であったっけ?覚えてないや……。

・新曲かな?ちょっと把握できてないけど、曲がよかった。ちぎれていったキャラが歌うやつと、いま、青春!みたいなやつ。

・まさかのヒメヒメ4回。通常通り1回、締めにヒメヒメ踊ろうか、ってなって2回、そこで植ちゃんが間違えて3回、次はたーが間違えて(たぶん友常くんも微妙に間違えてたけど見逃されてた?)4回。植ちゃんが間違えたとき関西弁で誤ってたのと、1段上で踊れ!って言われたときに村井さんが「真波くん!」ってついていったのがかわいかった。

・先日ヒメヒメ間違えてトレンド入りした秋人は間違えるどころかめちゃくちゃいい笑顔で踊ってました

・龍くんがユキちゃんだけゼッケンがなくて……という話をカテコでしてからの、12番ゼッケンはとてもうれしかった。単純にユキちゃんにゼッケンが与えられたことへの喜びと、IHが終わって一区切りついたペダステの次回作への期待。

・カテコでは村井さんと植ちゃんが最初に出てきてから他キャストがでてきてたんだけど、そこで総北は村井さんを担ぎあげたり、エアーバンドやってたり、チーム感が強い印象だった。エアーバンドのときは京伏・箱学(下手側)と総北・呉南(上手側)の温度差が……。えいじさんは植ちゃんを抱き上げたりしてた。

・泉田が3年から声かけられたときの返事が「アブァ……!」みたいな感じで、「ペダステの泉田」ってキャラが確立されてるなあと思った

・本当に最後はけるとき、たしか新開泉田はペア?になってて、真波小野田のアップが抜かれてるときに「アブゥ!」って声と黄色い歓声が聞こえたのでたぶん新開泉田で事案があった?

 

ざっと思い出せるのはこんな感じかなあ……思い出したら追加するやも。キャストのひとこと挨拶聞いていても、人生を変える作品になったというキャスト、ペダステは青春だと喩えたキャスト、なんだかペダステが終わってしまうんじゃないかとまで思った。このままペダステが続くとしても、IHが終わったら3年生は引退だし、多くのキャストはペダステを去ってしまうこととなる。そのことを思うと、本当に悲しくて、喪失感すら感じる。長い長いインターハイの夏は青春だった。わたしはまだ青春の中にいたい。

薄ミュをみたら楽しかった話(2015/1/13)

2015年1月12日の昼、京都劇場、友人のロッティと薄ミュをみた。

実は観劇前わりかし多忙で、すっかり薄ミュの存在を忘れていたわたし(とロッティ)だったので、正直ペダステのときのように、始まる前にスーパードキドキ!みたいな感覚は薄かった。

席は1階C列というかなり前の席だった(ろっちゃんマジ感謝でござる、神) 。

そして始まる薄ミュ。先述の通り、舞台のことを失念していたわたしは勉強不足で、①数名除くキャストの名前と顔がいまいち一致していなかった②薄桜鬼のことを6mmくらいしか知らなかった。ゆえに、本当にこの舞台を楽しめるのか気がかりであった。だがこれは杞憂に終わる。結果、メチャクチャハイパー楽しかった。

なぜこんなに薄ミュが楽しかったのか?理由を考察してみようと思う。

大きな理由は下の4つであると思われる。

①キャストが美しかった
②話がおもしろかった
③音楽がよかった
④アクションがよかった

 

見ればわかるが、つまりは全部である。薄ミュは全てが素晴らしかったのである。

以下では各項について詳しく言及してゆく。

 

①キャストの美しさ

薄ミュのキャストは皆美しい。そんなこと改めて言われなくてわかっとるわ!と怒られそうだが、私も知ってました。しかし観劇していて、「うわ…この人たち…まじで顔整ってんねんな……」と改めて感動を覚えたのである。特にそれを強く感じたのは山南敬助役・味方良介さんだ。

味方さんのことはテニミュに出てた人という認識でしかなかった(しかもテニミュ未鑑賞)のだが、間違いなくあの空間で最も"美"という言葉が似合っていた(と思う)。照明の加減で顔に落ちる影と肌の白さのコントラストが私にそう思わせたのかもしれない。「眼鏡がキラーンて(by藤堂)」してたからかもしれない。理由は不明だが、なんだかミロのヴィーナスを見ている時と同じ気持ちになったのだ。あと岡田将生とか。

 

②話のおもしろさ

わたしは乙女ゲームという存在を軽んじていた部分がある(ごめんなさい)。自分にはプレイすることができないし、することもないだろう魔のゲーム。二次元キャラクターにガチ恋とか、傾倒とか、ほとんどできないタイプだからかもしれない。だから、乙ゲーが元の薄ミュに関しても、きっと薄っぺらい感じのストーリーなのだろうとたかを括っていた。

しかし蓋をあけてみると、なんだこれは。純愛・男同士の熱い友情(重要)(変な意味じゃなく)・悲劇…様々な要素が組み合わさり、入り混じり、とにかくサイコーだった。サイコー。正直最近涙腺ゆるゆるだから、ちょっとうるうるした。そして、吸血ってめっちゃ耽美だと思います…。自ら血を飲ませるシーンが2度3度ありましたがどっちもサイコーだったな……。

 

③音楽のよさ

これは、ミュージカルである以上めちゃくちゃ重要な要素なのではないかと思う。薄ミュの音楽はどれもいい。気になって作曲者をwikiったらやばいこの人めっちゃ有名な人やん………。

それと、風間千景役・鈴木勝吾さんの歌が上手すぎてマジでビビってました……。すげー。あと今wikiで気付いたけど彼、ココア男。のメンバーだったんですね。イケメンデルの法則めちゃくちゃ面白くて好きでした(特に鎌苅健太が)。

 

④アクションのよさ

薄ミュを観ていて驚いたのはアクションのよさである。キャストが皆飛んだり跳ねたり、非常に見応えがあった。特に不知火匡役・柏木佑介さんがすごかった(気がする)。いや、アンサンブル含め皆すごかったのだが、特にすごかったように記憶している(見た目からしてアクションめちゃくちゃしそうだし……)。

これは余談だが、沖田総司役・廣瀬大介さんのアクションシーンがめちゃくちゃ好きである。沖田ってこう…割と「柔」イメージを持ってるんですけど、敵を足蹴にしているシーンを度々見かけて、グッときました。サイコーだった。それにしても廣瀬さんは細すぎて心配になる。私の脂肪ならいくら使ってもいいよ………。

 

考察とか、偉そうに前置きしておきながら結局はただの感想ぶちまけただけじゃねーかというのはご愛嬌である(文章の8割は観劇した日の午前3時頃に打っている)。

いやもう薄ミュ、ストーリーもキャラもキャストもめっちゃよかったし観てください…………。「あんまキャスト知らないしなあ…」「薄桜鬼知らないし…」と渋っている方もほんと全然大丈夫です…………(散々言ってますがわたしもそうだったので)。絶対推しが見つかるはず。

 

ちなみにわたしがオチたのは斎藤一役・橋本祥平くんです。筋肉祭り(とわたしは呼ぶ)のときに無表情でムキムキポーズ決めてるとこで本格的にオチた……。杯をアンサンブルの方に「呑む?」みたいな感じで差し出す→やっぱり自分で呑む の流れもかわいかった……。もちろんシリアスシーンもサイコーに好きです。応援していくことを決めました。

DREAM LIVE2017


ドリライが終わりました。私は27日の昼(氷帝100回記念公演)に入りました。とーーっても楽しみで仕方なかったけれど、同時に切なくもありました。


ドリライが終わる、というとは、大好きな3rd氷帝とのお別れでもある、と思ったからです。


恐らく来年には全国氷帝が控えていて、氷帝学園とはまた出会えるんだけれど、いまの氷帝フルメンバーが戻ってくるという確約はない。「ドリライ終わってほしくないな」とすら思いました。もしもキャストが交代することになったら、私は愛せるだろうか? と真剣に悩んだりしました(まさに杞憂なんですけど)。


でも、ドリライを観て、そしてドリライを終えた3rd氷帝キャストの言葉を目にして、「彼らはきっと戻ってきてくれる」と信じたいな、と素直に思いました。

 

Instagram

氷帝!千秋楽!|山﨑晶吾オフィシャルブログ Powered by Ameba
夢の時間|田村升吾オフィシャルブログ Powered by Ameba

 


ファンもキャストもみんなこんなに3rd氷帝のことを愛している。それを改めて確認できたような気がします。


正直、私はseasonで泣くんだろうな……と身構えていたんですけど、泣きませんでした(どちらかというと青9のオルフォからの流れにグッときた)。

その代わり、パンフを読んで泣きました。「自分の演じるキャラクターに一言」の欄で、ほぼほぼみんな「これからもよろしく」、と声をかけているんです。「君がいたから今の自分がある」「今後の人生にもずっと君の存在があるだろう」という彼らの気持ちに触れて、愛しくて愛しくて仕方なかったです。それはもしかしたらどこかで呪いになるのかもしれないけれど、とにかく今は彼らも愛しく思ってくれてるんだなあ、と。

その中でも一番胸に響いたのが、滝役のしょうごさんの言葉です。

 

「滝は俺と出会えて幸せ?」

 

正直しょうごさんって割とふわふわしてるというか、(3rd氷帝の中で大人組ということもあるのか)掴めないなあと思うことが多くて。でもブログやインスタなんかで、要所要所めちゃくちゃグッとくる言葉をくれるんですよね。上記の言葉にもすごくグッときました。キャラクターに対して「出会えてよかった」という言葉は皆口にしてくれるけれど、しょうごさんのように「自分に出会えてよかった?」という問いかけはあまり見かけなくて、しょうごさんってめちゃくちゃ色んなこと考えてる人なんじゃないかなあと思いました(思えばキャラクター同士の関係性をもっとつくりたい、と進言したのも彼だった)。

 

ていうか氷帝の謎VTRでも榊太郎が「絶対戻ってこいよ」って言ってたしな!!! 六角大楽幕間でキャストたちからも「俺たち全員で氷帝だから」って言質とってるからな!!! これで戻ってこなかったら化けて出てやるからな!!!


以上、私の3rd氷帝へのお気持ちドリライによせて〜でした。


以下、ドリライの感想です。

 

三浦くんはどこまで成長するつもりなんだ問題

氷帝の大阪公演→大楽→六角大阪公演→大楽→チムライと、毎度その成長っぷりに目を剥いていたんですけど、ドリライに来てまた成長していました。う、うたがうま〜〜い!!! 演技面もきちんと「三浦くんの跡部景吾」が確立されていて素敵でした。

 

シャワーシーン(規制済)

三浦くんは未成年なので、シャワーシーンは規制対象(すりガラス)。すりガラス越しのほうが逆に見てはいけないものを見てる感じを受けました。その後のクレーンはしゃぼん玉が多すぎて、三浦くんは普通にちゃんとやってるし歌も素敵なのに客席みんな「えっ(笑)」「いやしゃぼん玉(笑)」ってザワザワしてたよ。

 

跡部様、客を殺す

シャカブンでアリーナに降臨した跡部様が触れたお客さんがその後崩れ落ちたのを私は見た(他の日にも同じように崩れ落ちた人のツイートを見た)。

 

こっそりインサイトする跡部様 

本公演では他校インマイハートをあんまりやらない跡部様でしたが、ドリライでは結構やってる……!と見せかけてインサイトをしていた。海堂のポーズと見せかけてインサイトダビデのポーズと見せかけてインサイト、室町くんのポーズはさすがに誤魔化せなかったのかちゃんとやってました。そのかわり日吉のポーズはやってなかった(日吉が跡部様に向けて下剋上ポーズしたときはニヤっとしてた気がする)。おちゃめな跡部様。

 

跡部様が大写しになったときの客席「かわいい〜〜♡」跡部様の雌猫へのお言葉を受けた客席「キャーーー!!!」

宍戸さんの帽子

俺をレギュラーにでどうやら帽子を落とした宍戸さん(私の席からはあんま見えなかったので後から知った)、カメラに抜かれたときに自ら被り直して客席が死ぬ。やかわ先輩のポテンシャルがすごい2017


滝さんのアコーディオン

ギャグなのかガチなのか判断に迷ったけど、なんにせよめちゃくちゃ似合ってるのがまた面白かった。

 

オルフォからの氷帝公演の楽曲群

ここでめちゃくちゃグッときた。私は初めてちゃんと見たのが青8ということもあって、オルフォとベストテンション2016がすご〜〜く大好きで。代替わりして青9を愛しく思い始めてる中にも多分どこかに青8卒業を受け入れられてない節があったんだなあとここで気がつきました。あの楽曲群が青9に似合うか? サマになっているか? というとそうでもない(おい)と思うんですけど、あれらをパフォーマンスしてくれたことで、私は青8の卒業をようやく受け入れられたのかもしれないな……と思いました。まだあんまり考えたくないんですけど、青9の卒業時にはどんな曲がうまれるんだろうな〜〜。

 

六角大勝利

チームとして六角が大勝利をおさめていたな〜〜と個人的には思いました。個々のスキルが高めかつパフォーマンスがひたすら楽しい! あとサエさんがまじでヤバイ(語彙力)

 

雅美…………!

なぜかムキムキになる雅美は、ステージに戻るとき、めちゃめちゃ地味〜〜に通路を歩いていきました。それだとみんな気づかないよ!そこまで地味を徹底しなくていいんだよ……アピールしてくれ〜〜!!!


ちょっと不思議な長太郎

あおとの長太郎はどっかズレてる(けど本人は気づいてない)感じがめちゃめちゃカワイイ


記念撮影で出てきた定本不二

氷帝「かわいい〜〜♡」
歴代氷帝キャストも出てきてわちゃわちゃしてる間表情が無のふ〜まくん、ぬるっと帰ろうとする(ふしぎ)


以上です。テニミュは最高。

 

 

いつかは旅立っていく それぞれの場所へ

今週のお題「卒業」

 

 明けない夜はないし、終わりは始まりである。しかし、昇った日は沈むし、始まりは終わりへのカウントダウンであることも、事実だ。

 

 メサイア新シリーズ、『暁乃刻』が千秋楽を迎えた。また二人、サクラがチャーチから旅立った。舞台から走り去る白崎護と悠里淮斗(姿形こそ変わってしまったけれど)の姿は、とても強くて美しかった。

 

 チャーチから立ち去る白崎を見送ったのは、同期である有賀だった。これで、彼はサクラ候補生の中で一番の古株になった。つまり、次は彼の番だ。有賀と、彼のメサイア・加々美に与えられたのは「悠久」。悠久なんてあるのだろうか。開いた舞台の幕はいずれ閉じる。サクラ候補生たちはいずれチャーチを卒業する。サクラはサクラで、いずれ散る運命にある。儚いものだ。その儚さこそ美しい、なんて見方もあるけれど、私は有賀に儚く散ってほしくなんてない。間宮を喪って、加々美と出会って、どんどん人間らしくなった有賀がどんな風に生きていくのかが見たい。有賀と加々美のメサイアは、どんな「悠久乃刻」を見せてくれるんだろう。私たちは暁を知り、悠久へ歩みだす。たくさんの期待と、少しの不安を胸に持ちながら。

 

 

 

 

 

 

信頼してるよ。任せたよ。卒業なんて寂しいけれど、あなたたちの卒業をいっぱいの拍手で見送りたいから。